浜野浦の棚田 東松浦郡玄海町
5月上旬の様子
外津大橋を渡り国道204号線を南下していくと、右手に浜野浦の棚田の展望台が見えてきます。さらに少し南下すると右手に広い駐車場があるので、車での観光でも困ることはないでしょう。しかし山の中なので自転車や徒歩ではちょっとつらいかもしれません。駐車場には大きな看板があり、きれいな写真を見ることができます。看板を少し行った先から階段を降りると整備された展望台があります。取材日はあいにく曇り空でしたが、ときより差す光で水が張られた棚田は鏡のようにきらきらと輝いていました。展望台が設置されているだけのことはあってそこからの眺めはとてもいいもので、曇天にもかかわらず写真愛好家の方々も数名写真を撮られていました。
取材は5月の初旬だったのですが、他の地区よりも田植えが早く、半分以上の棚田は田植えが済んでおり、また取材中にも農家の方が田植えをされていました。
展望台からは間近で棚田を見ることはできませんが、展望台からはずれて道を下っていくと実際の棚田を近くでみることができます。紫の花をつけるアザミや昆虫や鳥など、手軽に自然を満喫することができました。
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大きな看板には絶景の写真も | 整備された展望台の先には棚田の絶景 | きれいなアザミが咲いていました |
浜野浦の棚田について
浜野浦という地名は、急傾斜になっている海岸、緩やかな丘、入り江のある集落ということでこの地名がつけられたといわれています。浜野浦海岸に流れ込む浜野浦川によって形作られた浸食谷に、昔から築かれてきたのがこの浜野浦の棚田です。大小283枚の田から形成されており、面積は11.5ヘクタールあります。階段のように幾重にも連なって海岸に伸びており、平成11年7月には日本棚田百選に選ばれています。
浜野浦の棚田が一番魅力的なのは田植えの時期で、夕暮れ時には棚田に張られた水が夕陽を反射して幻想的な風景になります。
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展望台からの眺めは絶景 | 展望台の脇を降りると棚田を間近でみることができます |
寄り道スポット
【玄海エネルギーパーク】
玄海エネルギーパーク |
玄海原子力発電所の敷地内にある自然と原子力を中心とした様々なエネルギーとのふれあいを目的としたテーマパークです。原子力をはじめ身近なエネルギーについて楽しみながら知ることができる「サイエンス館」、九州各県の代表的な伝統工芸品と民俗芸能を通して九州の人々のエネルギーにふれる「九州ふるさと館」、花や木など四季折々の自然に囲まれた「太陽のひろば」、玄海原子力発電所の廃熱を利用したくつろげる空間の「観賞用温室」からなり、親子連れで一日楽しめるようになっています。
お問い合わせ先
玄海町役場産業振興課 電話 0955-52-2199