21世紀に入り、資源・エネルギー、食料の世界的な争奪等により、国際的な需給変動の影響を受け生産資材が高騰しており、今後、農家経営をさらに圧迫することが予想され、これらの影響を受けにくい経営体質への転換が求められています。
また、経済成長に伴う温室効果ガスの排出等により、地球温暖化、異常気象といった様々な問題が生じており、こうした地球的課題に対応し、環境負荷が軽減され、持続可能な経済社会への転換が求められています。
このため、県においては土づくりや化学肥料および化学農薬の低減技術を用いた「持続性の高い生産方式の導入指針」を策定し、環境保全型農業技術の生産現場への普及を図るとともに、独自の「特別栽培農産物認証制度」を実施するなど、「人と環境にやさしい農業」を推進しているところです。
こうした取り組みを県内に浸透させるため、新しい技術や普及事例を加えて、整理をしていますので、皆様方の経営改善・向上に活用していただければ幸いです。
項目一覧
1.共通事項 2.水稲・麦・大豆 3.野菜 4.花き 5.果樹 6.茶樹 7.畜産 8.活動事例