中山間地域等の農地は、毎年耕作・管理されることで、洪水の防止や水源のかん養、美しい緑の景観の提供など、様々な機能(多面的機能)を発揮しています。この多面的機能によって下流域の都市住民を含む多くの国民の生命と財産、豊かな暮らしが守られています。
しかしながら、中山間地域等では、高齢化が進む中で、平地に比べて傾斜地が多いなど農業生産条件が不利な面があることから、耕作されずに放棄されていく農地が増えつつあります。
この制度は、中山間地域等において、適切な農業生産活動が継続的に行われるよう農業の生産条件に関する不利を補正する
ための支援を行うこと等により、多面的機能の確保を特に図るための施策です。