海洋再生可能エネルギーとは
日本は、四方を海に囲まれた島国で、海には、豊富なエネルギーが蓄えられています。
これらを有効に活用することで、化石燃料に代わる、環境にやさしいエネルギーとして、その利用を推進することができると考えられています。
海洋再生可能エネルギーとは、再生可能エネルギーのうち、洋上風力、波力、潮流、海流、海洋温度差など海洋空間において利用可能な再生可能エネルギーのことを言います。
政府では、平成24年5月「海洋再生可能エネルギーの利用促進に関する今後の取組方針」を発表し、政府一丸となって、エネルギー供給源の一つとして、海洋再生可能エネルギーの実用化を目指しており、早期の実用化が期待されております。
以下に 海洋再生可能エネルギーの代表的なものをご紹介します。
洋上風力発電
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海の上に風力発電施設を設置し、発電させる仕組みです。着床式と浮体式があります。
風の強い海域が設置の条件となります。
波力発電
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(出展:NEDO)
波の上下運動を利用した発電方式です。波高のある海域が設置の条件となります。
国内では、関東から北海道の太平洋側でポテンシャルがあると言われています。
潮流発電
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(出展:NEDO)
潮の流れを利用し、水車により回転エネルギーに変換させて発電する方式です。
潮の流れが速い海域が設置の条件となります。
国内では、瀬戸内海や九州北西部でポテンシャルがあると言われています。
海流発電
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(出展:NEDO)
海水の流れを利用し、水車により回転エネルギーに変換させて発電する方式です。
海流のある海域が設置の条件となります。
国内では、西日本の太平洋側、津軽海峡などでポテンシャルがあると言われています。
海洋温度差発電
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(出展:NEDO)
海の表層の温かい水と、深層の冷たい水の温度差を利用した発電方式です。
国内では、沖縄、奄美大島、小笠原諸島などでポテンシャルがあると言われています。
佐賀県では、海から利用可能な再生可能エネルギーを、略して 海エネ(うみえね UMIENE) と呼んでおります。