後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは
医療機関で使用される薬は、「先発医薬品」と「後発医薬品」に分けられます。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、新薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに製造販売される、新薬と同一の有効成分を同一量含み、同一の効能・効果(※)を持つ医薬品のことです。
(※)新薬が効能追加を行っている場合など異なる場合があります。
《効果と安全性》
後発医薬品は、新薬と同一の有効成分が同一量含有されているため、同様の効果があります。
新薬と異なる添加剤が使用されていることがありますが、有効性、安全性及び品質について国が厳格な審査の上、
製造販売の承認をしているお薬です。
《種類》
高血圧、高脂血症及び糖尿病の薬など、さまざまな病気や症状に対応しています。(※)
カプセル、錠剤、点眼剤など剤型も豊富で、味や飲みやすさ、使用感が改良されたものもあります。
(※)すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。
《価格》
新薬は開発に長い時間と多くの費用がかかりますが、ジェネリック医薬品は開発期間が短くて済むため、その分価格が安くなります。
ジェネリック医薬品の価格は、新薬の5割程度、中にはそれ以上に安くなる場合もあります。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)を使用するには
後発医薬品を希望する場合、病院・診療所や薬局で、医師・薬剤師にジェネリック医薬品を希望する旨を伝えてください。
また、診察券あるいは保険証に「ジェネリック医薬品希望シール」を貼付したり、「ジェネリック医薬品希望カード」を受付に提示したりする方法もあります。
シールやカードを御希望される方は佐賀県薬務課のほか各市町や協会けんぽ、健康保険組合などにお問い合わせください。
なお、処方箋に記載されているのが先発医薬品の名称であっても、処方箋の「変更不可」の欄にチェックがなければ、薬剤師と相談のうえ、患者さん自身が後発医薬品を選ぶことができます。
また、処方箋に医薬品の名前でなく成分名が記載されている(一般名処方)場合もジェネリック医薬品を選ぶことが可能です。
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ジェネリック医薬品希望シール | 処方箋の例(「変更不可」のチェックなど) |
県内の後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用状況
令和5年10月現在 佐賀県 :86.6%(14位)
全国平均:84.7%
(※)使用割合=後発医薬品の数量/(後発医薬品の数量+後発医薬品のある先発医薬品の数量)
(※)保険薬局でレセプト電算処理された調剤レセプトデータをもとに分析したものであり、院内処方及び紙レセプトは含みません。
【県内の医療機関及び薬局のみなさまへ】
《佐賀県内の広域病院が採用している後発医薬品一覧》
以下の医療機関で採用されている後発医薬品一覧を掲載しています。後発医薬品を採用する際の参考として御利用ください。
(注)掲載された内容の医薬品を採用する場合には、必ず厚生労働省のホームページ等で最新の情報を御確認ください。
(掲載協力医療機関)
- 佐賀大学医学部附属病院 (令和5年10月31日現在)
- 地方独立行政法人 佐賀県医療センター好生館 (令和5年12月4日現在)
- 独立行政法人地域医療機能推進機構 佐賀中部病院 (令和5年10月31日現在)
- 独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院 (令和5年10月31日現在)
- 唐津赤十字病院 (令和5年10月31日現在)
【内用薬】
【外用薬】
【外用薬】後発医薬品採用リスト(令和5年度) (エクセル:37.8キロバイト)
関連リンク