国民健康保制度は、被用者保険及び後期高齢者医療制度の被保険者等を除く全ての人が加入する公的医療制度です。しかし、加入者の年齢構成
が高く医療費水準が高くなっていることや、加入者の所得水準が低く国民健康保険税の負担が重いことなどの構造的な課題を抱えており、厳しい
財政運営状況にあります。
佐賀県においては、国民健康保険の被保険者数3千人未満の小規模保険者が存在し、そのような小規模保険者では財政が不安定になりやすいと
いった課題もあります。
また、保険給付は全国共通であるものの、保険税は市町毎に大きく異なり、被保険者側に不公平感があることも課題として挙げられます。