日本の国民皆保険制度の長所
我が国は、国民皆保険制度実現以降、世界最高水準の平均寿命や高い保健医療水準を実現してきました。
米国では、約6人に1人、4,500万人が無保険(平成20年現在)です。
日本の国民皆保険の実現によって達成していることとしては、
- 安い医療費で高度な医療給付サービスを受ける権利があること。
(米国では、1人当たりの医療費が日本の2倍以上)
- 医療機関を自由に選べること。
(英国では、自由に選べず、病院にかかるには登録家庭医の診察の紹介が必要です。)
- 我が国では、たとえ1ヶ月1千万円の医療を受けた場合でも、健康保険証を提示すれば、窓口負担は高額療養費の自己負担限度額までの支払で済みます。(1,000万円の医療費がかかったとしても医療機関から自己負担額として300万円請求されることはありません。)
などが挙げられます。
このように、国民誰もが安心して医療を受けられる仕組みである国民皆保険制度は日本が世界に誇れる制度であり、その中でも「国民健康保険」は、「国民皆保険制度を守る最後の砦(セーフティーネット)」と呼ばれており、欠かすことのできない制度です。