平成27年2月18日、宮崎県内においてアオブダイを自宅で煮つけにして食べた女性1名が死亡する食中毒が発生しました。
国内では、1953年~2012年までに、アオブダイによる食中毒が39件発生し、6名が死亡しています。アオブダイ等の有毒種を決して食べないでください。
アオブダイの有毒成分
- アオブダイの有毒成分はパリトキシン様毒と考えられています。
- アオブダイの有毒部位は、主に肝臓ですが、筋肉部位にも存在することもあります。
食中毒症状
- 横紋筋の融解に由来する激しい筋肉痛(横紋筋融解症)
- 黒褐色の排尿(ミオグロビン尿症)
- 呼吸困難
- 歩行困難 等
消費者の方へ
- アオブダイ等の有毒種を釣りなどで獲った場合、食べないでください。
- 魚種不明の魚は、食べないでください。
食品等関係事業者の方へ
- アオブダイ等の有毒種を販売・提供しないでください。(関連リンクの「自然毒のリスクプロファイル」参照)
予防策
- 喫食を避ける以外、明確な対策はありません。(アオブダイの有毒成分であるパリトキシンは、加熱や塩蔵処理では分解しません)。