新型インフルエンザとは?
新型インフルエンザとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが、ヒトからヒトへと効率よく感染できるように変化したもので、このウイルスが感染して起こる疾患が新型インフルエンザです。
新型インフルエンザは、ほとんどの人が免疫を持たないため、誰もが感染するおそれがあり、ひとたび発生すると容易に感染し、多くの人が発症・重症化すると考えられています。さらに、飛行機などの交通網が発達し、大陸間の移動が容易になった今日では、短期間のうちに世界中に飛び火し、急速な世界的大流行(パンデミック)を引き起こすといわれています。
この世界的大流行(パンデミック)により、大きな健康被害とこれに伴う社会的影響が心配されています。
今後、新型インフルエンザとなる可能性が高いウイルスとして、主に東南アジアで流行している鳥類インフルエンザウイルス(H5N1)が挙げられており、これは既に鳥の間だけではなく、鳥からヒトへの感染も確認されています。
インフルエンザウイルスは変異しやすい性質のため、今後のウイルスの変異には注意する必要があります。