平成19年12月に九州・山口の6県11市が、文化庁に「世界遺産暫定一覧表記載資産候補提案書」を提出していましたが、平成20年9月26日、文化審議会世界文化遺産特別委員会において、世界遺産暫定一覧表に記載することが適当とされ、平成21年1月5日に我が国の世界遺産暫定一覧表に記載されました。
関係する県市(現在、8県11市)は「世界遺産登録推進協議会」を組織し、「専門家委員会」を設置して、平成27年度の世界遺産登録を目指して、推薦書案の作成を進めてきましたが、平成25年4月23日の総会において推薦書案のタイトルを「日本の近代化産業遺産群-九州・山口及び関連地域」に変更し、この推薦書案を国に提出しました。
国では、さらに検討の上、表題を「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」とし、これを平成25年度の世界文化遺産推薦資産にすることに決定、平成26年1月29日に推薦書をユネスコに提出しました。
平成26年10月にユネスコの世界文化遺産に関する諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)による調査が行われましたが、この調査を受けて、平成27年5月4日にイコモスからユネスコに対して勧告が行われ、本資産については世界遺産への記載が適当との評価が出されました。
そして、6月28日~7月8日にドイツのボンで開催された世界遺産委員会において審議され、7月5日の会議で「明治日本の産業革命遺産-製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」という名称で登録が決定しました。
「明治日本の産業革命遺産-製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」に関する情報(外部リンク)