平成28年3月29日、九州新幹線(西九州ルート)の開業のあり方に関する協議が行われ、与党プロジェクトチーム検討委員会の山本幸三委員長から提示された「とりまとめ案」について、関係6者(山本委員長、佐賀県知事、長崎県知事、JR九州社長、鉄道・運輸機構理事長、国土交通省鉄道局長)による合意がなされました。
【合意の概要】
1 平成34年度に武雄温泉駅で対面乗換方式により開業する。
2 対面乗換方式とするために必要とする施設(約70億円)は、整備新幹線スキームで整備する。また、肥前山口~諫早間の上下分離時点において、
JR九州は、佐賀県及び長崎県に鉄道施設を無償で譲渡する。
3 肥前山口~諫早間の取扱いについては、平成34年度の開業時点で上下分離し、23年間はJR九州が運行を維持する。また、開業時点から3年間は
一定水準(※)の列車運行のサービスレベルを維持する。
(※)特急列車:博多~肥前鹿島間について、開業時点の需要動向を踏まえ、上下14本程度
普通列車:現行水準維持
4 アプローチは、技術評価委員会の結果を待って着手し、新鳥栖アプローチは量産車導入時に、武雄アプローチは先行車導入時に使用可能となる
よう整備する。
5 肥前山口~武雄温泉間の複線化工事は、全線について整備新幹線スキームで整備を行うが、平成34年度の開業時までに大町~高橋間の複線化を
行い、その後順次、全線複線化を実施する。
【添付資料】
- 合意文書 (PDF:322.7キロバイト)