ポリ塩化ビフェニル（PCB）廃棄物の種類と見分け方について

PCB廃棄物の種類  

　PCBは主に以下の機器等（左から変圧器、コンデンサー、蛍光灯安定器）の絶縁油に含まれています。

　 ※その他、PCBが使用された製品の例示 

　なお、PCBの濃度区分と処分期間は、以下のとおりです。

変圧器、コンデンサー

種類	PCB濃度	処理先	処分期間
高濃度PCB	5,000mg/kg以上 （0.5%以上）	中間貯蔵・環境安全事業株式会社（JESCO）  ※佐賀県はJESCO北九州事業所で処分（外部リンク）	平成30年3月31日まで
低濃度PCB	0.5～ 5,000mg/kg （0.00005～0.5%以上）	環境大臣が認定する無害化処理認定事業者（外部リンク）	平成39年3月31日まで
PCB非該当	0.5mg/kg未満 （0.00005%未満）	（特別管理）産業廃棄物処分業許可業者	特になし

※PCB廃棄物は、濃度区分毎に処分先が異なるため、ご注意ください。

PCB廃棄物の見分け方

(1)機器（変圧器、コンデンサー、安定器等）の銘板・表示ラベルなどを確認して、製造メーカーのWebページの確認又は問い合わせを行ってください。

※1　製造時にPCBを使用していないとされている機器でも、非意図的に微量のPCBが混入している可能性があります。 

※2　使用中の電気設備については、接触等により感電の恐れがあり非常に危険ですので、調査のために近づかないでください。確認に当たっては電気設　　　　　　　　　備を管理している電気主任技術者に必ずご相談ください。

 
変圧器、コンデンサー等の判別フロー

 （参考画像）高圧コンデンサーの銘板。

　※製造メーカー名が入っていた部分のみボカシを入れています。 

(2) 銘板が無いためメーカーが確認できない、低濃度PCB廃棄物の可能性があるなどの場合は、検査機関に調査を依頼するなどしてPCBの濃度を確認してください。なお、絶縁油中微量PCBの分析が可能な検査機関については下記のホームページを参照してください。

　一般社団法人日本環境測定分析協会（外部リンク）

（参考資料） 

　銘板読みとり等によるPCB使用・不使用の見分け方 

　 PCBを使用して製造された電気機器等の判定基準表（ご参考）  

関連リンク

　環境省ホームページ（外部リンク）

　ポリ塩化ビフェニル（PCB）早期処理情報サイト（外部リンク）

PCB使用照明器具に関する情報はこちらも参考にしてください。

　一般社団法人日本照明工業会ホームページ（外部リンク）