ニセ電話詐欺被害が急増中!⚡
佐賀県内でニセ電話詐欺が多発しています。
2025年上半期(1~6月)でのニセ電話詐欺の認知件数は138件で、被害総額は約8億9793万円にのぼっています。このうち、オレオレ詐欺の認知件数が64件、被害総額が約8億8120万円で、今までにない深刻な事態です。
AI生成技術等の向上により手口も多様化しており、性別・年齢問わず幅広い世代で被害に遭っています。「自分は大丈夫」「騙されない」と思ってしまうのは危険です。
怪しい電話やSNSが届いたら、要注意!インターネット上で知り合った方からお金の話があれば、詐欺を疑いましょう!
お金を振り込んだり、個人情報を教えたりしないでください。
詐欺かも?と思ったら
すぐにお近くの警察署にご連絡ください。
ニセ電話詐欺って?
「ニセ電話詐欺」とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込その他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪のことです。
オレオレ詐欺
親族、警察官、弁護士を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金を名目に金銭等をだまし取る詐欺。
息子、娘を騙る詐欺や警察官を騙る詐欺など様々。
全国的にも被害額が急増しているのが、警察官のふりをして捜査の名目や逮捕状がでている等を理由に金銭を要求する「ニセ警察官詐欺」です。
詐欺師は自宅の固定電話や携帯電話あてに、警察官を名乗りながら「あなたの口座が犯罪に使われている」「あなたの携帯電話が不正に契約された」などの理由をつけて、「資産を保護する」「口座を調査する」と現金をだましとります。警察官役の犯人から「あなたは逮捕される」などと不安を煽られたり、警察手帳や逮捕状を見せられることもあります。
そのほかにも電話会社や国の省庁等を名乗り、「未納料金がある」などといった後に警察官役に交代したり、SNS・ビデオ通話での連絡に移行したりすることもあります。
警察官は・・・
✖捜査の名目等で金銭を要求することはありません。
✖ビデオ通話やSNSで連絡をすることはありません。
✖ビデオ通話等の画面越しに逮捕状や警察手帳をみせることはありません。
ニセ警察詐欺に注意‼(15秒)
電話をかけてきた警察官から金銭の要求やビデオ通話への誘導をされたら詐欺!
電話を切って、最寄りの警察署にご相談ください。
こんな言葉に注意
《警察官、銀行関係者等を装って》
・口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使われているので、逮捕する
・無実の証明には資金の調査が必要なので、一度送金してほしい
・(遠方の警察を装って)来署できないなら、ビデオ通話で捜査する
・あなたの金融機関の口座が危ない
・口座からお金を引き出して、今使っているキャッシュカードを預かる
《親族を装って》
・風邪をひいて、喉の調子が悪い
・携帯をなくした(盗まれた、壊れた)
・携帯番号が変わった
・至急お金が必要
被害防止のポイント
・お金を要求されたら、一度切って最寄りの警察署にかけなおす
・常に留守番電話機能を設定しておく
・迷惑電話防止機器を利用する
・事前に家族で合言葉を決めておく
・個人情報や暗証番号を教えない
・電話をかけてきた家族に自分から電話して確認する
・(+1)(+44)などの国際電話には出ない
架空料金請求詐欺
有料サイト利用料、延滞料等、架空の出来事を事実のようにでっち上げ、訴訟を起こす等の文書やSMSを送付し、記載された電話番号に連絡してきた人をだまして現金や電子ギフト券をだまし取る詐欺。現金受渡方法としては、複数店舗から電子ギフト券を購入させ、カード番号を聞き出す手口が多い。
こんな言葉に注意
・有料サイトの利用料金が未納です
・未払いの料金があり、今日中に支払わないと裁判になります
・電子マネーを購入して支払ってください
・ウイルスに感染しました。この番号に電話してください
・1億円当選しました。受け取り手続きのため、このメールアドレスに連絡してください
被害防止のポイント
・ハガキなどにある連絡先には連絡しない
・「現金を送れ」「コンビニで電子マネーを買って」という案内は相手にしない
・個人情報や暗証番号を教えない
副業詐欺
簡単にお金を稼げることをうたい文句に興味を引きつけ、SNSなどに誘導してお金をだまし取る詐欺
副業を紹介する広告から誘導され、操作ミスなどを口実に違約金や手続き費用の名目として、多額の金銭を要求される場合がほとんどです。
こんな言葉に注意
・スマホで絶対稼げる
・〇万円払えば高収入のタスクをクリア
・いいね!するだけ
被害防止のポイント
・「必ずもうかる」「いいね!するだけ」「簡単副業」などの広告にはアクセスしない
・お金を要求されても絶対にネットバンキングなどで振込みしない
・「楽して簡単に稼げる副業」は、ない
還付金詐欺
税金還付等に必要な手続を装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により財産上の不法の利益を得る詐欺
こんな言葉に注意
・医療費、保険料の払い戻しがある
・手続きをするから、ATMに行ってください
被害防止のポイント
・電話でお金の話が出たら、家族に相談する
・常に留守番電話機能を設定しておく
・迷惑電話防止機能を利用する
・公的機関の名を出されても信用しない
啓発チラシ・動画
《ニセ電話詐欺》
「詐欺かもしれない」を、どんな時も。(15秒)
《架空料金請求詐欺》
佐賀県警察作成の啓発動画(30秒)
《副業詐欺》
《還付金詐欺》
佐賀県警察作成の啓発動画(60秒)
ご相談は、最寄りの警察署、警察相談専用電話(#9110)へ
SNS等を通じて、直接対面することなく、連絡を重ねて関係を深めて信用させ、指定した口座への振込み等の方法により金銭等をだまし取る、SNS型
投資詐欺やロマンス詐欺も増えています。
詳しくはこちら⇒SNS型投資・ロマンス詐欺にご注意ください
被害防止対策
〇佐賀県防災・安全・安心情報配信システム 「防災ネットあんあん」アプリ をダウンロードしよう!
佐賀県では、地域の防災や防犯情報などをスマートフォンアプリで配信します。
(防犯情報は警察本部・各警察署で配信します。)
日頃から防犯情報を入手し、防犯ボランティア活動等にお役立てください。
佐賀県防災・安全・安心情報配信システム「防災ネットあんあん」のアプリをダウンロードし、防犯意識を高めましょう。
〇佐賀県くらしの安全安心課Instagram(アカウント名:sagakenkurashinoanzenanshinka)をフォローしよう!
Instagramでニセ電話詐欺をはじめ、様々な防犯情報を配信しています。ぜひフォローしてください!
県と県警の共管条例として、「佐賀県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり条例」(愛称:「佐賀県防犯あんしん条例」)を策定し、平成26年4月から施行しています。
「佐賀県防犯あんしん条例」に基づく「佐賀県防犯あんしん計画」では、高齢者等が犯罪の被害に遭わないよう、地域ぐるみによる防犯活動を推進しています。まずは一人ひとりが防犯意識を高め、対策を心がけてください。
なお、事件・事故や不審者等の情報はすぐに警察へ通報してください!
STOPニセ電話詐欺(佐賀県警察)
(外部リンク)