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岩田防衛大臣政務官の知事訪問(令和2年6月19日)

最終更新日:
 

山口知事と岩田防衛大臣政務官の面談

面談写真
 令和2年6月19日、岩田和親(いわた かずちか)防衛大臣政務官が佐賀県庁を訪問され、山口知事に対して、同日に有明海漁協を訪問した結果を報告されました。
 
 

面談内容(動画・テキスト)

【動画(YouTube)】

 

 ・山口知事と岩田防衛大臣政務官の面談(8分10秒)別ウィンドウで開きます(外部リンク)

 

【以下、面談時の発言全文】

 

○岩田防衛大臣政務官

 防衛大臣政務官の岩田でございます。本日は県議会の開会中、大変お忙しい中にこういう形でお時間をいただきまして、本日、先ほど、有明海漁協のほうに私が公式に伺って御挨拶をしてまいりました。

 大きく2点申し上げたわけでありまして、1つはちょうど昨年からでございますけれども、本所での改めての陸自オスプレイの配備に関する説明、そしてまた、全部で15か所の支所における説明が全部終えたということでありまして、これは一つの節目というふうな形で、その御礼も申し上げたところであります。

 そしてまた、特に德永組合長におかれましては、間もなく任期を終えられるということで、この期間、ずっと組合長にはこの問題に向き合っていただきましたことも併せて御礼を申し上げてきたところでございます。

 そしてまた、もう一点、これはいろいろと御指摘もあっているところでありましたけれども、私の方から改めてこの国防という大きな課題についての御説明をさせていただいたところでございます。

 昨今の南西諸島の防衛に関わる部分、また、この国際情勢の部分、こういったところも少しお時間をいただいて、重ねての部分もありましたけれども、御説明を申し上げて、そしてそういう中でその陸自のオスプレイというものが大事な役目を果たすというふうなことを申し上げてきたところでございます。

 その上で、ちょうど組合としては、体制が変わる、そういう時期だというふうに承っておりますが、その新しい体制のもとにこの課題について、きちんとこの委員会等で協議をしていただきますように、こちらから改めてお願いをさせていただいたということでございます。

 この件に関して、組合長の方からは、引き継ぎをしっかりやっていくと、こういう意味でのお答えもいただいたところであります。

 今後とも、この問題、組合の中でそういう形でまた議論が進むということであれば、様々な論点ですとか、疑問点、特に心配の声、こういったものがまた整理をされて明らかになってくるだろうというふうに思っております。

 もちろんでありますけれども、私どもは防衛省としまして、この問題に誠心誠意しっかりと向き合ってお答えをする、そういう考えでもございますし、また、これからの進め方についても県としっかりと話合いをして、足並みをそろえて進めていきたいという考えでございますので、また今後ともの御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。私からは以上です。

○山口知事

 岩田政務官はじめ防衛省の皆様、お疲れさまです。そして、国防という大切な任務を担っていることに改めて敬意を表したいと思いますし、しっかりとその任を担っていただきたいと思います。

 1点なんですけれども、横田基地の米軍のオスプレイで落下事案があったという話を聞いているんですけれども、それについて何かつかんでいるところがありますか。

○岩田防衛大臣政務官

 横田基地の事案につきましては、今のところまだ遺失ということで、落下したかどうかもちょっと、そこも含めて状況は確認中だというふうにたまわっておりますけれども、この点に関しましては、当然でありますが、地元の皆様、こういうふうなことがありますと当然不安に思われますし、あってはならない、こういうふうな大事な問題だというふうに思っております。私どもとしましても、アメリカ側に対してはこの原因究明、事故の全容解明をしっかりとやっていただくとともに、再発防止を徹底してもらうべく強く申入れをしているところでございます。

 今後とも、こういうことがないように、アメリカもそうですが、私どもも細心の注意を払ってやっていきたいというふうに思っております。

○山口知事

 もちろん米軍の話なんですけれども、しっかりそこについて、今、政務官からお話をいただいたので、聴取して、またそれも教えていただきたいと思います。

○岩田防衛大臣政務官

 これは全容が分かりましたら、またきちんと県にご報告をしたいと思います。

○山口知事

 それで、私から申し上げたいのは、今回、漁協さんも真摯に向き合っていただいて、私も漁協に感謝申し上げているんですけれども、各支所、全部終わりました。やはり改めて申し上げたいのは、県がこうやって佐賀空港への自衛隊使用要請について判断させていただいたのも、やはり国防という大きな課題に対して、受け入れるという判断をさせていただいたわけでありまして、やはり非常にそういったところを正面から、今日、岩田政務官からもお話をいただきましたけれども、真っすぐに、そこを頼みますと、これだけの必要性があるのでということをぜひ真摯に話をするということを第一義に考えていただいたらいいと思っています。

○岩田防衛大臣政務官

 知事の仰ることをしっかりまた受け止めていきたいと思います。これは本当に国を守るということが言うまでもなく国の根幹に関わる大事な役目でございますし、そしてまた、そのことには地域の皆さんのご理解とご協力がなければ果たすこともできないものでありますので、この点、またしっかりと胸に刻んでこれから取組をしていきたいと思います。

○山口知事

 ありがとうございます。最後に1点だけ。これは岩田政務官が地元だからあえて僣越ながら申し上げるんですけれども、重々分かっていらっしゃると思うけれども、やっぱり漁協の皆さんは有明海で操業してきて、一生懸命生業をしているということに対する思いというのは非常に強いものがあって、そのときに非常にいろんな懸念を持つというのは当たり前のことだと思います。

 そういう懸念ということに対する痛みというか、そういうところはぜひ地元の岩田先生ですから、しっかり共有して漁協と接していただけるといいかなと思います。私もそれを決して忘れないように常に寄り添っているので。

○岩田防衛大臣政務官

 分かりました。地元だからというふうな話もいただいて、私としてもこの役をお預かりするに当たって、本当にしっかりと肝に銘じてやっていきたいというふうに思っております。恐らく、これからまたいろんな論点といいますか、話が出てくると思いますが、恐らく一番やはり基本の部分は、こうやって陸自のオスプレイ等配備になれば、そのことが海の環境にどういう影響を与えるのか。ひいてはノリ業、漁協をはじめ、こういったものに影響があるのかというところだと思いますので、それは本当にきちんと科学的なものも含めて丁寧に説明しまして、またその心配の声を私自身もどれだけきちんとそばに寄り添ってこの問題に向き合っていくことができるか、そのように考えて努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○山口知事

 ありがとうございました。我々も県としての任を果たしていきたいと思いますし、もちろん事業主体は防衛省さんですから、そこはしっかりと正面から向き合っていただきたいと思いますけれども、漁協さんもいろんな思いがあるでしょうから、そういった中で、我々もしっかり県としてできることを果たしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。

○岩田防衛大臣政務官

 よろしくお願いいたします。

○山口知事

 ありがとうございました。

 

(以上)

 


 

 

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