予防接種の再接種費用を全額補助します
予防接種法に基づく定期接種(A類)を接種した者が、その後、小児がん等を発症し、造血細胞移植の治療を行うと、予防接種で獲得した免疫が低下または消失するため、移植後は感染症にかかりやすく、かかった場合は重症化しやすくなります。
そのため、感染症の発症予防や症状の軽減が期待できる場合は、移植後の定期予防接種の再接種が推奨されていますが、その接種費用は被接種者(保護者)の自己負担となります。
そこで、佐賀県では、患者やご家族の方の負担を軽減し、これからの生活をサポートするため、令和2年4月から20歳未満の者の予防接種の再接種費用を全額補助する事業を開始しました。
【参考 補助制度イメージ】
※希望される方は事前にお住まいの市町で手続き等を行っていただく必要があります。再接種を受ける前にお住まいの
市町担当課 へ相談してください。
1 造血細胞移植によって移植前に接種した予防接種法に基づく定期接種(A類)を接種し、獲得した免疫が低下または消失したため、再接種が必要と医師に判断された者
2 本県内に住所地を有しており、再接種が必要と医師に判断された日において20歳未満である者
3 令和2年4月1日以降の再接種であること
4 予防接種法第2条第2項で定められた疾病にかかる予防接種であること
5 再接種に使用するワクチンが予防接種実施規則(昭和33年厚生省令第27号)の規定に適合するものであること