|
自然公園は、ある一定の開発行為を規制することによって、すぐれた自然の風景地を保護するとともに、その風景の中に、歩道や展望台、キャンプ場などを整備することによって、国民の自然とのふれあいを推進することを目的に、自然公園法(又は条例)に基づいて国又は都道府県によって指定される地域のことです。
自然公園には、面積や景観の状況、管理主体の違いなどにより、次の三つの種類があります。
|
国立公園 |
|
わが国の風景を代表するすぐれた自然の風景地で、環境大臣が中央環境審議会の意見を聴いて指定し、国が管理を行います。
|
国定公園 |
|
国立公園に準ずる自然の風景地で、都道府県の申出をうけ、環境大臣が中央環境審議会の意見を聴いて指定し、都道府県が管理を行います。
|
都道府県立自然公園 |
|
国立、国定公園に次ぐ自然の風景地で、当該都道府県を代表するものです。都道府県が条例によって指定し、自ら管理を行います。 |
●自然公園と面積
全国で、国立公園は29公園、国定公園は56公園、都道府県立自然公園は309公園あり、この総面積は国土面積の約14%を占めています。
県内には、国定公園が1公園、県立自然公園が6公園あり、この総面積は県土の約11%を占めています。
●保護と利用
自然公園内の主要なポイントには、自然とのふれあいを進めるため、園地やキャンプ場、展望台などの施設が整備されています。
一方で、すぐれた風景地を保護するため、工作物の設置や木竹の伐採、土地の形状変更等を行う場合は、国や県の許可(又は市町への届出)が必要となるなど、開発行為に対して一定の規制が設けられています。
|
|