多良岳県立自然公園は、奈良時代から霊場として知られる多良岳(標高983m)を中心とした山岳公園です。多良岳火山は経ケ岳、多良岳、五家原岳、烏帽子岳などから成る火山で、雄大な裾野を広げ、中でも経ケ岳(標高1076m)は県内最高峰となっています。登山口には避暑目的で多くの人が訪れる奥平谷キャンプ場があり、山頂からは有明海や雲仙、晴れた日には阿蘇の山なみまで望むことができます。多良岳の山頂は太良岳神社や多くの石仏、梵字が刻まれた岩壁などがあり霊験あらたかな雰囲気です。また、秋の紅葉、冬の樹氷が美しく、自然の作り上げる芸術の世界を堪能できます。
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