佐賀県では、私たちが豊かな環境の恵沢を受け、それを将来の世代に引き継いでいくため、1997年(平成9年)に「佐賀県環境基本条例(以下条例という。)」を制定しました。
この条例に基づき、2000年(平成12年)3月、環境の保全に関する施策を総合的・計画的に進めていくための大綱として「人と自然が共生できる豊かで潤いのあるふるさと佐賀の実現」を目指した「佐賀県環境基本計画(第1期計画)」を策定し、環境に関する施策を推進してきました。
その後、県民協働の視点を強化する観点などから2005年(平成17年)3月に第1期計画の改定を行い、2011年(平成23年)10月には、気候変動や生物多様性など環境を巡る課題に対応するため、「みんなで創る環境先進県さが」を基本目標とした第2期計画を策定しました。
2016年(平成28年)3月には、引き続き取り組んでいくべき課題に加え、PM2.5(微小粒子状物質)への対応や地球温暖化への適応策など新たな課題に適切に対応するため、第3期計画を策定しました。
2021年(令和3年)3月には、社会情勢や環境を巡る状況の変化等に対応するとともに、複数の個別計画を環境基本計画に統合することで、体系的・網羅的にわかりやすい計画とし、佐賀の豊かな環境を次の世代へ繋げていくため、第4期計画を策定しました。
そして今回、国の地球温暖化対策計画による温室効果ガス削減目標の見直しや「佐賀県施策方針2023」等、現計画策定後の社会情勢の変化をふまえ、第4期計画を一部改定しました。