なお、親権者の同意が得られなくても一時保護したり、家庭裁判所の承認により子どもを施設に入所させることもあります。
【親を責めないでください】
- 虐待をする親はひどい親であると思ってしまいますが、子どもを虐待している親自身も同様に傷ついています。
- 生活苦や子育て、家庭の問題をひとりで苦しみ悩み、地域で孤立していたりするケースや親自身も子どもの頃に自分の親に虐待されて苦しんでいたりする場合もあります。
- 親を責めるだけでは解決にはなりません。
- 子どもを虐待している親は助けを求めています。
- 親子の明るい未来のために、みなさんの助けが必要です。
【保護者への援助】
- 子どもの状態、保護者の状況をよく観察、把握し、長期的に見て、親子関係の改善ができるように援助していきます。
- 虐待をする保護者には、依存が強い者や地域社会で孤立し、対人関係を円滑に持つことができない者、神経症など病気に苦しんでいる者など、保護者自身が幼児期に保護者からの虐待を受けた者も多く、児童相談所を中心に保健福祉事務所、精神保健福祉センターや医療機関、母子自立支援員、民生・児童委員などと連携を密にする中で、保護者への理解を深めるとともに、協働して子育てしていくことを根気強く援助していきます。
※子どもと家庭に対する支援 (22KB; PDFファイル)