県営農業用ダムの事前放流等の取組に関する勉強会を開催しました
県内の県営農業用ダムでは、大雨が予測される前に事前放流等を行う取組を令和2年度から水系毎に流域治水協定を締結し運用しています。
県営農業用ダムを管理する土地改良区では、これから大雨のシーズンを迎える一方、水田での水利用(代掻き、田植え)も多くなる時期でもあり、営農に支障がない範囲での事前放流等の取組が必要となってくるため、各地域の営農状況や事前放流等の運用基準などについて、関係者による大雨に備えた勉強会を開催しました。
なお、天ヶ瀬ダム(多久市)では、令和5年5月17日から貯水位を徐々に低下させ、5月29日までの13日間で水位を約4m下げて、20万トンの洪水調節容量を確保しました。
今後も確保した洪水調節容量を維持しながら、ダム下流域の豪雨被害の軽減を図っていきます。
【天ヶ瀬ダム】
有効貯水量:50万トン
洪水調節容量:20万トン(貯水量の4割)
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勉強会状況 | 天ヶ瀬ダム全景 |
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天ケ瀬ダムの事前放流状況(5月26日撮影) | 天ヶ瀬ダムの貯水状況(5月26日撮影)
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〇県内の流域治水協定を締結した県営農業用ダム
・河内ダム(鳥栖市)※防災ダム
・岸川ダム(多久市)※防災ダム
・天ヶ瀬ダム(多久市)
・古木場ダム(有田町)
・繁昌ダム(武雄市)
・庭木ダム(武雄市)