令和6年度「卓越した技能者(現代の名工)」として佐賀県から1名の方が表彰されます
この度、令和6年度「卓越した技能者(通称:現代の名工)」の表彰が国において決定され、佐賀県からは下記の1名の方が表彰されます。
なお、表彰式は、11月11日(月曜日)14時からリーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区戸塚町1-104-19)において行われます。
記
○塚本 増夫(つかもと ますお) 氏
・生年月日 昭和20年3月16日(79歳)
・事業所名 増山窯
(武雄市山内町大字宮野91番地62、TEL:0954-45-4763)
・表彰職種部門 窯業絵付工
・技能功績の概要
青いゴスによる染付、絵付け、加えて色ゴスによる作品つくりに励み、高い芸術性を持つ有田焼の魅力を広め、伝統産業の振興に大いに貢献している。
また、長年県内の小・中・高校で「ものづくり体験教室」に於いて実技指導を行うなど後進育成に努めるとともに、県外での個展の開催や実演、及び日韓交流の一環として韓国において有田焼の技術・技法(絵付け)の実演を行うなど陶磁器業界の発展に寄与している。
〔参 考〕
卓越した技能者の表彰制度の概要
1 趣 旨
卓越した技能者を表彰することにより、広く技能者の地位及び技能水準の向上を図る。加えて、若者が誇りと希望を持って職業に精進する気運を高めることによって、将来を担う優秀な技能者の確保・育成を進め、優れた技能を次世代に承継していくことを目的としています。
2 被表彰者の決定
被表彰者は、次の各号のすべての要件を充たす者であって、都道府県知事や全国的な規模の事業を行う事業主団体等から推薦のあった者のうち、厚生労働大臣が技能者表彰審査委員の意見を聴いて決定されます。
(1) きわめてすぐれた技能を有する者
(2) 現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者
(3) 技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄付した者
(4) 他の技能者の模範と認められる者
3 表 彰
表彰は、厚生労働大臣が毎年1回、被表彰者に表彰状、卓越技能章(盾及び徽章)並びに褒賞金を授与して行われます。
昭和42年度に第1回の表彰が行われて以来、令和6年度の第58回の表彰までで7,234名が表彰されています。
4 佐賀県における「卓越した技能者(現代の名工)」の受賞者数
令和5年度まで61名の方が受賞されています。