来年秋に西九州新幹線の一部である武雄温泉・長崎間が開業すると同時に、既存の在来線のうち、長崎本線と佐世保線の県内区間それぞれに路線の愛称をつけてほしいです。
例えば、鳥栖・佐賀間を佐賀吉野ケ里線、佐賀・早岐間は武雄有田線、佐賀・肥前大浦間は有明鹿島線として愛称にすれば観光客などにもわかりやすいと思います。また、現在、佐賀駅までしかつけられていない、駅ナンバリングについて、まだ導入されていない他の駅にもナンバリングをつけてほしいです。
鉄道路線への愛称は、地域の方々や利用者に親しみを感じてもらうとともに、観光客に路線のイメージを分かりやすく伝えられることから、JR九州でも、筑豊本線、篠栗線の「福北ゆたか線」、久大本線の「ゆふ高原線」など愛称がつけられている路線があります。
また、JR九州では、訪日外国人に分かりやすく、安心して鉄道を利用してもらえるよう、北部九州エリアの在来線157駅に「駅ナンバリング」を導入しており、ナンバリングされた路線図を見ながら移動されている外国人も多いと聞いています。
現在、JR九州の県内の路線には愛称はつけられておらず、駅のナンバリングについても長崎本線の佐賀駅から西のエリアなどでは導入されていません。
まずは、愛称に対する沿線住民の皆さまの思いを沿線市町から聞くとともに、観光部局とも連携して、訪日外国人等の観光客の動向もみながら、実施主体であるJR九州等と話し合っていきたいと考えています。
県といたしましても、県民の皆さまや佐賀県にお越しの方々に公共交通機関をより便利で快適にご利用いただくため、これからも鉄道の利便性向上等につとめてまいります。