佐賀市の巨勢川の堆積物がとても気になります。巨勢川は近年の豪雨で氾濫寸前になり、今も土嚢が並べてあります。
護岸工事や、巨勢川調整池や下流のポンプ施設などの建設で昔のような洪水はありませんが、その一連の河川改修工事後、河床掘削はされていないと思います。巨勢川は、上流で雨が降れば水位が上がり、有明海の満潮時も水位が上がります。有明海の海水が逆流するためか干潟の泥のような土が川のところどころに堆積し、その上には草木が茂っています。例えば、学校橋横にある水位の測定板も草木で隠れていて、きれいに見えなくなっています。
このままの状態で大雨が降れば、安心して生活ができません。今後の災害に備えて巨勢川の浚渫工事をお願いできませんか。
担当課の回答(令和4年2月28日)
近年、河川の氾濫などによる大規模な浸水被害が相次いでいることから、河川の流下能力を最大限に発揮させるための浚渫は重要であると認識しています。そのため、土砂の堆積が著しい箇所から、順次、河川の浚渫を行い、流下能力の確保に努めているところです。
巨勢川につきましては、多自然に配慮した区間であり、土砂の堆積の状況を確認しながら、必要に応じて浚渫を行っていきたいと考えています。また、繁茂している草木は、量水標が視認できるよう伐採を行います。
なお、大雨時に、河川の状況を見に行くことは大変危険です。県では、主要な河川に河川監視カメラを設置しており、カメラ映像や河川の水位をインターネットで確認することができる「すい坊くん」を運用しています。巨勢川につきましても、佐賀市兵庫町の学校橋付近を映していますので、大雨時に河川の状況を確認される場合には、「佐賀 すい坊くん」をご活用ください。
今後とも、地域の皆様が安全・安心に暮らしていくことができますよう治水対策に努めてまいります。