新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に医療現場において自動ロボット、アバターロボット等の新技術を試験的に導入し、医療従事者の2次感染リスクの低減や業務負担の軽減などについて検証を行いました。
事業の成果について
佐賀大学医学部附属病院の救命救急センターを実証場所として、受付、消毒、配膳、面会とそれぞれの場面に応じたロボット等を試験的に導入した結果、医療現場における人と人との接触機会の低減や業務負担の軽減など有効性を見出すことができました。
また、佐賀大学医学部附属病院での検証結果から、県内の軽症者等宿泊療養施設へも導入しました。
導入した結果、運営スタッフと療養者が直接接触する機会が減少したことで、運営スタッフの感染リスク及び精神的負担が軽減され、また、運営スタッフがレッドゾーンに入って行う業務の一部をロボットで代用できたことにより、運営スタッフの防護服着脱の回数が減り、業務負担の軽減に繋がることがわかりました。