年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう! 最終更新日:2023年1月10日 浴室での溺水事故、餅による窒息事故、掃除中・除雪中の転倒・転落事故等に注意 年末年始は寒さに加えて家族の帰省や会食、大掃除など普段と異なった行動をすることが多い時期です。そのような中、高齢者にとっては加齢に伴う身体機能や認知機能の低下、病気や薬の影響などの要因によって思いがけない事故が発生しています。浴室での溺水事故 ~冬季になるにつれ発生件数増加~【事故を防ぐためのポイント】◆入浴前の注意ポイント脱衣所や浴室を暖めましょう。(断熱性の向上と暖房設備の導入を検討も)こまめな水分補給をしましょう。食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。◆入浴時の注意ポイント湯温は41 度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。湯温や部屋間の温度差、入浴時間など普段意識しにくい部分について、温度計やタイマーを活用して見える化しましょう。浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。浴槽内で意識がもうろうとしたら、気を失う前に湯を抜きましょう。餅による窒息 ~死亡事故の4割が1月に、約2割が正月三が日に発生!~【事故を防ぐためのポイント】餅は、小さく切り、食べやすい大きさにしてください。飲み物や汁物などを飲み、喉を潤してから食べましょう。(ただし、よく噛まないうちに飲み物や汁物などで流し込むのは危険です。)一口の量は無理なく食べられる量にしましょう。ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い、見守りましょう。掃除中・除雪中の転倒・転落事故等 ~冬季に救急搬送が増加~【事故を防ぐためのポイント】滑りやすい場所で掃除をする際には転倒に注意し、足場が濡れている場合は事前に拭き取りましょう。年齢や個々の体力を勘案し、無理な作業は控えて整理しましょう。脚立やはしごを使用した高所作業は極力控え、行う場合は広いステップや上枠が付いた身体のバランスを取りやすい用具を使い、安定した場所で無理なく行いましょう。踏み台等を使っての作業も安定した場所で行いましょう。除雪作業は無理せず二人以上で。用具の点検と安全対策を確実に行いましょう。洗剤などの取扱説明、注意表示をよく確認し、正しく使用しましょう。※詳細は 消費者庁公表資料 (PDF:362.9キロバイト)、 【別添】高齢者の事故に関するデータとアドバイス等 (PDF:807.8キロバイト)、 【参考資料1】「寒い家で我慢」は健康上のリスク!―窓から始める断熱リフォーム (PDF:2.13メガバイト)、 【参考資料2】省エネリフォーム等に関する国の支援策 (PDF:180.2キロバイト)、 【チラシ】無理せず対策高齢者の事故 (PDF:936.8キロバイト)をご覧ください。