公益社団法人日本脳卒中協会が、脈をチェックすることを呼びかけるために、3月9日を「脈の日(Check Pulse Day)」として、一般社団法人 日本記念日協会に登録しています。日付は語呂合わせで、3(みゃ)月9(く)日となっています。
自分の血圧と脈拍を測ろう!
高血圧や不整脈(心房細動)は脳梗塞や心不全などの原因となることがありますが、自覚症状が現れにくいといわれています。しかし、そのままの状態で放置しておくと、ある日突然、脳卒中や心臓病などの命に関わる病気を引き起こすことがあります。
心房細動は、自分で脈をチェックすることで、見つけることができます。高血圧と心房細動の早期発見、早期治療を行うことで、これらの重篤な病気の発症を予防することができます。
- 測定は朝と夜。(難しければ朝だけでも。)
- 朝起きて1時間以内。朝食前。
- 夜は寝る前。
2 測定方法
(1)トイレを済ませ、座って1~2分安静にしてから測定しましょう。
(2)原則2回測定し、その平均値を記録しましょう。
家庭血圧の高血圧診断基準
上の血圧 | 135mmHg以上 |
下の血圧 | 85mmHg以上 |
※家庭血圧:家庭で測った血圧値
高血圧が続く場合は、生活習慣の改善や治療が必要です。かかりつけ医に相談しましょう。
自分で脈を測定しましょう。
1 測定のタイミング
- 測定は朝と夜。(血圧測定と一緒に。)
- 朝起きて1時間以内。朝食前。
- 夜は寝る前。
2 測定方法
(1)人差し指、中指、薬指の3本を手首に当て、手首の親指の付け根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つけましょう。
(2)15秒ぐらい脈を触れて、脈の速さやリズムが規則的かどうかを確認しましょう。
(脈の速さは15秒間の脈拍数を4倍すると1分間の脈拍数になります。)
脈拍数が1分間に100回以上である場合やリズムが不規則な場合は、心房細動かもしれません。かかりつけ医に相談しましょう。