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井野防衛副大臣の知事訪問(令和5年5月19日)

最終更新日:
 

山口知事と井野防衛副大臣の面談

面談写真2
 令和5年5月19日に、井野俊郎(いの としろう)防衛副大臣が佐賀県庁を訪問され、有明海漁協との不動産売買契約締結の報告とこれまでの県の協力に対する謝意を伝えられました。

面談内容(テキスト)

【以下、面談時の発言全文】

○井野防衛副大臣
 防衛副大臣の井野俊郎でございます。今日はお時間を取っていただきましてありがとうございます。御案内のことかと思いますけれども、昨日、我々防衛省と有明海漁協との間で駐屯地開設予定地の不動産の売買契約を締結していただきました。
 佐賀県におかれましては、山口知事をはじめ、多くの皆様にこれまで御理解と御協力、後押し等をいただいております。今回、このことに至ったのも、本当に皆様の御理解と御協力があってのことだと思っております。改めて感謝申し上げているところです。ありがとうございます。
 もちろん、これからまた工事等が始まっていきます。漁協の皆様から御懸念、また地元の皆様からあった様々な御不安、御懸念の点については、我々としてもしっかりと配慮していきながら対応していくつもりでございます。排水対策であったり、様々な懸念に対して、きちんとした対応をとって工事も進めていきたいと思っておりますので、今後ともまた何かございましたら、皆様のほうからも御指摘、また御指導いただきたいと思っております。いずれにしても、この駐屯地開設がよりよい地域振興になり、お互いにとってよい関係になっていくことが我々としてはとても大事なことだと思っておりますので、引き続き末永いといいましょうか、いい関係でこれからも佐賀県との関係をしっかりと防衛省と自衛隊との間で構築できればと思っています。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
○山口知事
 防衛省の皆様方におかれましては、井野副大臣をはじめ、日頃から国防という我が国の存立、そして、国民の生命、身体、財産を守るという崇高な使命に尽力いただいていることに心から感謝と敬意を表したいと思います。
 私が知事になってからでももう8年以上の期間が経過しました。本当に多くの防衛省関係の皆さんも様々な大臣さんをはじめ、いろんな皆さん方がこれまで様々な議論、協議をさせていただきました。みんな平和への思いというのは共通しています。でも、その平和への思いの中で基地が生まれることへの様々な思いというものがあって、いろんな意見があって、その中でこの時間が過ぎ去って、でもこのプロセスというのは大切なものだったのではないかと私は思っています。それは、これから防衛省さんが佐賀におられることに関しても、実は、あの期間というのは大事だったんだなと思っていただきたいと思うし、この8年ないし9年の間のやり取りというのは大変重いものだというふうに思います。それはぜひ、これからも肝に命じていただきたいと思いますし、そして、副大臣からお話がありましたけれども、これからいよいよ工事が始まるという段階になっていこうかと思います。
 いよいよ昨日は土地の売買契約を結ばれたということであります。ある意味で、これからが始まりとも言えるわけでありまして、これからもいろんなことがあろうかと思います。その一つ一つに対して県もこれからも防衛省と連携して、県としても、時には防衛省さんにも物申し上げさせていただくというタイミングがあろうかと思います。ぜひこれまで同様真摯に耳を傾けていただいて、特に地元の皆さん方というのは、それぞれまた思いがあるわけですから、そういったことに対してもこれまでと同じように大切にしていただいてということで積み上げてきた信頼をさらにこれからまた強固なものにしていただきたいというふうに思います。
 だいぶ大規模な工事というふうに聞いております。そうした中でも、周辺の環境に及ぼす影響ということに関しては、我々もしっかり関心を持っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますし、地域振興というお話もありました。工事ということになりますと、できる限り地元の事業者とか、そういったことにも御配慮をよろしくお願いしたいというふうに思います。
 そして、なんと言っても我々が最初の段階から申し上げてきた、あくまでも民間空港としての発展というものを希求するということについての御理解は一貫して国、そして防衛省さんからもいただいているので、そこについては、小野寺大臣と、あのときに約束しましたけれども、ぜひそういったことに関しては、しっかり配慮いただいて、その上で様々な運営上の調整ということもあろうかと思います。そうしたことに関しては、我々も真摯にしっかりと連携取りながらやらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 副大臣から、これからお互いが、というお話がありました。我々も、もう防衛省さん、自衛隊のみんなが非常に崇高な使命を持って佐賀のほうにこれから来ていただくということでありますから、こうなりましたわけですから、本当にお互いが良かったねと思えるように、そういったものを作り出すことが我々の使命だというふうに思いますし、非常に多くの人たちがこれに関与した中で、防衛省の皆さん方もこういうメンバーで今日お越しということであります。そういったことも、これまでをしっかりと重く受け止めながら、そして未来に向けて一つ一つ丁寧に進めさせていただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。以上です。
○井野防衛副大臣
 知事おっしゃるとおりで、これから我々はまさにここの場で生活を共にする。地元の皆さん、隊員はまさに地元の皆さんと生活を共にしていく関係になります。ですので、地元の皆さんとの信頼関係、そういったものがなければ、本当に基地運営自体が立ち行かなくなっていくわけでありますので、本当に知事おっしゃるとおりで、ある意味スタート地点だと思っております。信頼関係を築いて、そして地元の皆様のより一層の御理解と御協力、そして、それがまた地域貢献につながっていくものだと思っておりますので、本当にこれからますますお互いの信頼関係と連携は保っていくように努力をしてまいります。また、おっしゃるとおりで、1期目の工事についても、地元企業の方にJVとして入っていただいて、発注をさせていただきましたので、これからもそういった点をしっかり配慮させていただきたいと思っています。また、民間空港としての発展を阻害することが絶対ないようにということでありますので、今後、もちろんどんな、運用は運用でまた別途我々も考えていかなければなりませんので、お互いにとって発展が阻害されないように必要なものは必要な形で、お互いにとって協力していくといいましょうか、努力していくことが大事だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○山口知事
 この部屋は、初めてですかね。
○井野防衛副大臣
 そうですね、ここで初めて神社(の写真パネル)を拝見させてもらい、すごくすばらしい観光資源があるんだなというのが。今まで気づかずに。
○山口知事
 本当に丁寧にやっていただいたとは思います。いろんなことがありましたけど。どうですか、伊藤局長。
○伊藤九州防衛局長
 知事はじめ、県の皆さんのおかげだと思っております。本当にありがとうございました。
○井野防衛副大臣
 知事が、漁協の皆さんと会っていただいたことが、一番大きな一つのきっかけになったと我々も思っています。
○山口知事
 やっぱり漁業者ってすごく何と言うんでしょうか、いい人間というか、真っすぐな人たちなので、本当に海をこよなく愛していて、漁をいっぱいしたくて、今そういう人たちだから、すごくこう、もちろん国防についても分かっていただいている方も非常に多くて、なので、一回でそうやって気持ちが通えばとてもいい関係でいけるのかなというふうに思うし、逆に言えば、気持ちの間違いを起こすと、そこはもうここで生きている人たちにとっては、僕ら
もだけどね。
○伊藤九州防衛局長
 説明会にも御同席していただきまして本当にありがとうございます。
○井野防衛副大臣
 今日も午前中は漁協の皆さんと懇談をさせていただきまして、本当に彼らは彼らですごく気持ちよく迎え入れてくれてるなと思っていますので、これからそういう期待を裏切らないようにしていきたいと思います。
○山口知事
 これからも排水工事とかいろいろあると思いますけれども、ぜひこれまでと同じように真摯にやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。
○井野防衛副大臣
 ありがとうございました。

(以上)
 
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