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第7回豚熱対策本部会議を開催しました

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第7回豚熱対策本部会議を開催しました

8月31日(木曜日)に第7回豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。
  

会議資料


会議内容

要約版はこちらご覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第7回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。

 今回から現場で活動に入っていただいております自衛隊さんのほうにも参加いただいております。

 では、まず最初に山田部長からお願いします。

○農林水産部長

 それでは、現在の進捗状況につきましてご説明をいたします。

 まず、1例目の豚舎、養豚農家でございますけれども、殺処分につきましては、19時30分に終了をいたしました。昨日の夜、20時から開始をしまして、今日の12時30分終了でございます。

 現在、埋却処分を実施しておりまして、埋却処分の総仕上げを明日の朝からやるようにしております。

 これも1例目の作業人員でございます。1例目は3クールまでいたしました。8時間の3クールでございます。合計いたしますと507名、約500名の動員で殺処分を現在まで完了しているところでございます。

 続きまして、昨日疑い事例と報告申し上げました2例目でございます。昨日の朝7時頃通報があった飼養規模約1万頭の規模の大規模農家でございます。検査を今日の朝から国のほうに依頼をしておりましたけれども、国から患畜決定という連絡がございました。それを受けまして、20時からは殺処分等の防疫措置を開始しております。

 これが2例目でございます。ここに第4クールと書いていますけれども、2例目でいきますと、第1クールになります。県、市町、建設業協会、それから、今度から自衛隊さんにも第1クールに入っていただくようにしております。

 現在、172名が2例目の防疫措置に携わっているというところでございます。

 1個戻してください、すみません。

 獣医師の確保が非常に課題となっておりましたけれども、各県にお願いをいたしまして、一番最初の便というか、派遣者の方が本日というか、明日の夜中1時、本日の夜中1時から他県の獣医師さんが順次入ってきていただくようになっております。他県からの応援に非常に感謝をしております。ありがとうございます。

 これで獣医師の確保も解消しつつあるところでございます。

 これは共通の分ですけれども、これからまだまだ農場消毒とか、汚染物品の処理が残っております。また疫学調査、それから、発生状況の検査を引き続きやっていくようにしております。

 これも午前中説明しましたので、ここについては割愛いたします。

 今回、2例目が患畜決定になりましたので、この3キロ圏内の輪っかが拡大をしております。楕円状になっております。その関係で、移動制限区域が7農場、それから、搬出制限区域が4農場ということで数が変更になっております。

○知事

 3から4。

○農林水産部長

 3から4。──5から4ですね。すみません、5から4です。

○知事

 減った。

○農林水産部長

 はい。1つ発生農場になった関係でですね。全体が……

○知事

 いわば、今まで、あれが当該になったということですね。

○農林水産部長

 そうですね。

 で、消毒ポイントにつきましても、現在5か所で運営をいたしておりますけれども、新たに畜産関係の車両の消毒ポイントを3か所増設するということで現在準備をしています。

 これで最後ですかね。

 説明は以上でございます。

○知事

 ここで整理しとくと、ですので、1回、1例目については、殺処分は終了いたしました、19時30分をもって。埋却につきましては、明日、さらに実施して、そんなにかからずに終了する予定ということで、そういう意味では、1例目は皆さん方のご支援の下、おおむね殺処分は終了し、もうめどはたったということが言えるのかなと思います。

 2例目の1万頭の豚舎につきましては、やはり今回、国の動物衛生研究部門において患畜決定、いわゆる黒になったということが確定したので、いわゆる殺処分の開始がなされたということと合わせて、佐賀県のほうから自衛隊に派遣要請をいたしましたので、自衛隊の皆さん方に今回は冒頭より対応いただいておりますということで感謝申し上げたいと思います。

 それと併せて、1例目、試行錯誤しながらやっていましたが、やはり獣医師の皆さん方が大切なキーパーソンになりますので、これに関しては、これまでは県内の対応でやっていたけれども、これからは今日の25時を皮切りに他県の応援部隊が何県、何人ぐらい来そうですか。

○農林水産部長

 明日中でいくと、まず、あしたのクールが9名……

○知事

 今オーケーをしていただいている県は全部で何県ぐらいあるんですか。これから五月雨式に来るんだろうけれども。

○農林水産部長

 すみません、数字はあれですけど、かなり多くの県から応援をいただいております。

○知事

 数えていない。

○農林水産部長

 数えていないです。

○知事

 かなりの多い県であることは、せっかくだから数えとって。

○農林水産部長

 はい。

○知事

 非常に多くの県からご支援をいただくということであります。

 確定しているのが13県。

○知事

 13県から来ていただく。今のところですね。今の時点で13県ということでありますので、非常に多くの皆さん方に登録いただいているということで、私からも感謝申し上げたいと思います。

 ですので、第1例目について試行錯誤しながらみんなで頑張ってきたわけですけれども、その教訓も生かしながら、2例目の作業がこれから行われていくということであるので、それを踏まえていろいろ現場とか自衛隊さんからお話しいただきたいと。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、今、知事からもありましたように、現場の状況ということで、まず、現地対策本部の本部長、南里防災監から現地のほうの報告をよろしくお願いいたします。

○防災監

 現地対策本部でございます。先ほど報告がありましたとおり、1例目の発生農場につきましては、みんなの頑張りによって19時半に完了いたしました。そして、埋却につきましては、あした明るくなってから最後の仕上げの部分をするということで、これもそう時間はかからずに完了できると思っています。

 そして、2例目につきましては、先ほどこれも報告がありましたとおり、20時から着手をいたしています。自衛隊さんのチームが2チーム、県のチームが2チームで、今スタートしたという状況でございます。

 また、資機材関係も1例目の農場から2例目の農場に移動させて、作業環境も改善していきたいというふうに思っています。

 今後、順次、安全を前提に作業を進めていきたいというふうに思っています。これからまだまだ続くと思いますけれども、皆さんの体調もしっかり管理しながら進めていきたいと思っています。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、現地そばで対応に当たっていただいております泉部長お願いいたします。

○総務部長

 平島公民館でございます。手短にさせていただきたいと思いますけれども、皆様にお配りをさせていただいております公民館等取組対応状況というところに様々な取組、昨日夜入りまして、まだ1日という状況で、正直この1日間、手探りの部分もありましたけれども、体制としては決して大きくないんですが、しっかりと地の利を生かして、現地の地域の住民の方々、そして、現場の方々としっかり連携しながらといいましょうか、情報を取りながらやっていこうということで、1日の間ではありますけれども、このような取組をやっているということで、    防災・防疫対応の向上についての様々議論してまいりました。

 それから、2つ目ですが、何しろ職員の方々のケアが大事だろうということで、今日からサポートセンターから活動現場へのシャトルの食料と飲料のピストン輸送を開始しておりますほか、現地に氷や冷却パッド、額に貼る、いわゆる冷えピタですけど、これを提供したりということを行っております。

 最後の3つ目ですが、地域住民の方々からもこういう意見をいただいているということでご紹介しているのが、今回、通行止めの箇所がありますが、この周知について、もう少し手前の場所で分かるようにしてほしいということで、早速、これは家畜保健衛生所のご協力をいただきまして、既に3か所現地に看板を置かせていただいているという状況でございます。地域の住民の方々のご理解をいただきながら、しっかりまた各機関と連携を取りながら取り組んでいきたいというふうに思っています。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、先ほどから報告でも随時活動を開始いただいているということでご紹介いただいております自衛隊さんから、今回から会議のほうに参加いただいています。今後の活動の予定等を報告いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

○自衛隊

 陸上自衛隊西部方面  団です。先ほど受領しました要請に基づきまして防疫措置を実施していきます。

 防疫措置の要領としましては、2個豚舎を同時に作業できる編成を設け、また、1個豚舎当たり個々の班を設定して、ローテーションをもって連続して活動していきます。

 以上です。

○知事

 それじゃ、今回の派遣規模というのは何人というふうに話せばよろしいでしょうか。

○自衛隊

 こちらにつきましては今現在確認をしておりますので、   次第、ご報告いたします。

○知事

 大体あれかな、200人程度かな、今。把握をした分それ……

○司会

 ローテーションを組みながら200人程度かと。

○知事

 いや、今というか、まず最初の段階で、要するに報道の皆さんがそれを聞くやろう。だから、ある程度、10か、100か、200かと。私は200人ぐらいと聞いたけど、そこはもし違ったら後で修正してもらって、拠点を設けて従事いただくということで、ありがとうございます。

○司会

 ありがとうございます。

 ほか、今後対応が必要になってくる部分について、現在の準備状況等、報告することがありましたら。

 それと今回の1例目の対応について、特記するような報告事項がありましたら各対策部からお願いいたします。よろしいでしょうか。

○知事

 消毒ポイントは何箇所。

○県土整備部長

 消毒ポイントは今5ですけれども、今運用しているのは5か所で、あと3か所ほど、先ほど報告の中にありましたが、新たに3か所と今調整しているところでございます。

○知事

 あと、2例目の埋却は杵藤とか大分ほかも集まってきていただけるんですか。

○県土整備部長

 建設業関係の方、はい。今、全県で対応いただくということで、現場の唐津、杵藤周辺を含めて、あと周辺のところにも消毒ポイントを含めて建設業関係の皆さんの御協力をいただいているところでございます。

○防災監

 今の関係で補足よろしいですか。

 埋却関係ですけれども、もう既に建設業協会の方に入っていただきまして、事前の調査、試掘を済ませています。かなり今回はいろんな大がかりな作業になりますけれども、資材関係も続々と今入って順次作業していただいているという状況でございます。改めて建設業協会の皆さんに感謝申し上げたいと思います。

 以上です。

○知事

 南里さん、前回話ししていた、いわゆる交通関係というか、道路関係は準備の段階でうまく混乱なく回りましたか。

○防災監

 はい、交通関係は前回ちょっとあそこの前の交通がいろいろあったということもありまして、204号からの入り口にも警備員さん方とかにも立っていただいてですね、処理ができていますので、大きな混乱等なく、今作業できている状況です。

 以上です。

○知事

 今回1万頭の、結構殺処分のオペレーションなので、そこら辺りもよく点検をして、事故のないようにぜひお願いしたいと思います。

○防災監

 分かりました。

○知事

 それこそ204号って、結構交通が多いじゃないですか。あそこはどうなんでしょう。やっぱり交通量などが多くて。

○県土整備部長

 そうですね。やっぱり周辺の畜産関係も実際今日1日運用してみて、204のところは60台近くの消毒の機材の搬入があったりしていますので、唐津の北側のほうの、もう一か所のところが20台ぐらいですので、やっぱり現場に近いところの畜産関係は多くなっているということでございます。

 一般車両のほうも通行しながらの消毒ですので、そこは交通に留意しながら対応しているところでございます。

○知事

 あ、そうだ。南里さん、現地本部で今後ろに見えている本部なんだけれども、もうちょっと前線に出てくるという話はどうなりましたか。

○防災監

 明日のお昼に切木の公民館のほうに移設をしようと思っております。(発言する者あり)竹木場の公民館のほうに移動します。それで、竹木場の公民館から現地までは車で7分ぐらいですので、ここに比べてかなり改善されます。

○知事

 そしたら、東山公民館は撤収してもいいのかな。

○防災監

 はい、問題ないと思います。

○知事

 そこは現場で相談して、大分近くになってくるからね。

○防災監

 はい、承知しました。

○知事

 それから、玄海町にも感謝ですね。ポイントを提供していただいたのでね。

○防災監

 はい、自衛隊さんの宿営地については、玄海町さんにご協力をお願いいたしまして、ご支援をいただいています。

○知事

 みんなの支援で本当にこんなにしっかり運営ができるので、ありがたいですね。

○司会

 ほか、何かあればお願いします。

○農林水産部長

 やっぱり蔓延防止といいますか、これ以上広がらないというのが大事でございます。今日から消石灰を配布しておりますけれども、県内の養豚農家の皆さんには防疫対策のさらなる徹底をぜひよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、最後に知事からお願いいたします。

○知事

 本当に皆さん方の協力のおかげで、1例目については殺処分まで無事終えることができました。本当に感謝申し上げたいと思います。

 約500頭ということでありましたけれども、非常に暑いさなかの作業で、大変現場は疲弊しながらやってきたということであります。そして、これからはいよいよ1万頭という非常に多くの対応を迫られるということでありますので、ぜひこの第1例目の経験を生かしながら、みんなで連携しながらやっていきたいというふうに思います。

 それから、いろいろ畜産農家の皆さん方から心配の声が届いています。ごもっともだろうと思います。これがさらに広がらないかどうかというご懸念だと思いますけれども、県は全力を尽くして広がらないような対応を今しております。

 そして、皆さん方にも救援のための努力も消石灰などに対して対応いただいていることにも感謝したいと思います。これもみんなで取り組まなければ、みんなでやった対策が結果として出るというふうに思うので、チーム佐賀でみんなで団結して取り組んでいきたいと思います。

 それから改めてですけれども、本当にご協力いただいている建設業協会の皆さん方、そして、JAの皆さん、そして、警察の皆さん方、地域の皆さん方、みんなのおかげさまで今オペレーションができています。そして、ここに新たに力強い応援部隊として自衛隊の皆さん方が派遣要請に応じて来ていただいて、今回については冒頭より一緒に対応いただけるということにも感謝申し上げたいというふうに思いますし、これから各都道府県からいろんな獣医師の皆さん方がそれぞれ駆けつけていただいて、それぞれ順次対応いただけるということで、本当に皆さん方のご支援なくしてはこのオペレーションは回っていかないので、これについても改めて感謝を申し上げたいと思います。

 まさに今から始まりますので、今日このオペレーションが夜間の間の進捗についてしっかり注視をしながら、その状況をまたあしたの午前中に整理して、今後ある程度の期間、このオペレーションは続くと思いますけれども、それについての基礎固めをしていきたいと思います。

 それから、本部のみんなもずっと頑張っていただいていることにも心から感謝したいと思います。現地本部も本当に、あそこに見えるようにみんな頑張っているし、ここには映らないけど、サポートセンターでサポートしているみんなも本当にありがとうございます。みんなの力で頑張って乗り切っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。

 それでは、以上をもちまして第7回会議を終了いたします。

 第8回会議につきましては、先ほど知事のほうからもありましたように、あしたの午前中、めどとしましては10時半めどを考えております。また決定次第、改めてご案内差し上げますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、以上をもちまして第7回会議を終了いたします。お疲れさまでした。

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