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第9回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

最終更新日:

第9回豚熱対策本部会議を開催しました

9月1日(金曜日)に第9回豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。
 

会議資料


会議内容

要約版はこちらをご覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第9回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。

 最初に、山田部長から現在の状況についてお願いいたします。

○農林水産部長

 それでは、現時点の状況についてご説明をいたします。

 まず、2例目、約1万頭飼養の農家の分でございます。現在2,617頭の処分が終了しております。1万頭に対して2,617頭ということで、進捗が、進度が高いというか、早いように見えますけれども、子豚を中心に殺処分を当初やっておりましたので、これから親豚のほうに行きますので、だんだん作業が難航するというところでございます。

 次に、殺処分した豚を埋める埋却溝でございますけれども、1本目については75メートル計画で60メートルまで掘り進んでおります。2本目については70分の4メートルというところで、掘削については順調に進んでいるところでございます。

 これが、現地防疫作業員の動員数でございます。

 まず、現在入っているクルーが239名ということで、県、自衛隊、建設業協会、それから市町、JA、他県獣医師も今回6名入っていただいております。

 下の欄が、これが1例目からの延べの殺処分の動員者数が1,379名ということになっております。

 この処分の進度を上げるために、本日の20時から殺処分に係る県の動員数を増強して対応していきたいというふうに思っております。

 消毒ポイントで、午前中に新たに3か所設置をしているとご報告を申し上げましたけれども、この増加した3か所につきまして、全て稼働を開始しております。多久、武雄、太良の箇所で新たに消毒ポイントを運用しております。

 これは図でございます。1、2、3、はい。

 やはり蔓延防止を防ぐために、県内養豚農家に対して防疫対策の強化を呼びかけておりました。内容としましては、県が消石灰の配布をしております。9月1日、本日までに24戸配布をしております。農家の都合で明日になる分については3戸配布をする予定にしております。

 それから、全養豚農家に対しまして、防疫対策の徹底について、本日、再度連絡をいたしました。これについては全農家に連絡済みでございます。

 それから、家畜伝染病予防法に基づく知事の消毒命令を、本日発出を予定しております。消毒を徹底する対策ということで、こういうことを中心にやっていきたいと思っております。

 1例目の対応でございますけれども、埋却につきましては、埋め戻しも含めて本日中に──まだ作業をやっております。本日中には埋却が完了する予定となっております。フレコンバッグについては、最終128袋となったところです。

 午前中にも少し御説明をさせていただきましたけれども、防疫対策に係る応援状況ということで、自衛隊には殺処分等の防疫措置、それから、建設業協会、防災対策協議会につきましては、消毒ポイント、埋却作業で支援をいただいております。

 それから、午前中には説明しておりませんでしたけれども、JAグループ佐賀のほうでも、動員者の輸送、フォークリフトのオペレーターの派遣、それから資材の運搬を支援いただいております。

 また、県警につきましては、消毒ポイントを中心に警戒をしてもらっていますし、バス・タクシー協会につきましては、動員者の送迎、他県からの応援に来られた獣医師の送迎。また、佐賀県トラック協会につきましては、物資の輸送。その他飲料、食料につきましてはほっともっとさん、JAグループ佐賀、セブンイレブンで支援をいただいております。

 他県からの獣医師の派遣でございます。現在6名の方がオンタイムで従事をしていただいております。45名の方が要請に応じていただいております。今後、順次入っていくこととなっております。

 説明は以上になります。

○知事

 順行路線になりつつあるということですかね。さっき話があったけど、2,617頭って、何となく4分の1終わったような感じだけれども、ほとんど小さいやつばっかり。だから、現場の話だと、300キロぐらいある種豚とか母豚とかが、これがなかなか難航するのではないのかなということがあるので、簡単には終わらないというふうに、皆さんにも勘違いされることが、何となくこのまましゅしゅっと終わるということではなくて、そこそこ長期戦になっていくということですね。

 あとはあれ、JAさんの系列じゃないけれども、JAさんは大分やっていただいているので、本当にありがたいんですね。あとは大体、この形でずっと進捗するということで。

 あ、そうだ、現地のあれだね、竹木場に前線に出てきたわけだから、そこの状況とかも聞いてみようか。

○司会

 それでは、現地対策本部の本部長として落合副知事に行っていだきましたので、落合副知事、現場のほうからよろしくお願いします。

○落合副知事

 現地対策本部の落合です。今回から、竹木場公民館のほうに現地対策本部を移しまして、こちらのほうから報告をさせていただきます。隣には峰市長に来ていただいておりますので、後ほどご発言をいただきたいと思います。

 私も先ほどまで現地のほうを回ってまいりました。

 まず、2例目の豚舎は、西部方面混成団、自衛隊の有村司令と一緒に実情を見させていただきました。自衛隊が作業していただいている豚舎のほうは非常に大きな状態で、母豚で300キロという発言がありましたけれども、これは屈強な自衛隊員の人たちが苦労されながら作業されておりまして、1時間当たり、現在の進捗で5頭から6頭ぐらいが精いっぱいかというようなお話をお聞きいたしました。県庁のほうが担当しているほうは比較的小さな豚を処分しておりますので、もう少し進捗が早いかと思います。自衛隊も県庁職員も精いっぱい頑張っておりました。

 また、埋設処分の用地のほうにも行ってまいりましたけれども、今日は雨が降ってぬかるんでおりましたけれども、順調に掘削作業が続けられておりました。こちらのほうは建設業協会の唐津地区の皆さんに大変力になっていただいております。

 また、サポートセンターのほうにも鎮西体育館のほうにも行ってまいりましたけれども、そちらのほうはちょうど人員が待機している状態で、次の人員が7時半で到着するということで準備をしておりました。物資自体は順調に回っている状態ですけれども、水、食料辺り、しっかりと在庫管理するようにということで、現地のスタッフと意見交換をしてまいりました。

 今日は雨が降っていて、気温は二十五、六度ぐらいだったかなということで、そういう熱中症対策という意味ではよかったんですけれども、やはり雨が降ってぬかるんでおりますので、そういった意味で少し苦労している面があったかなというふうに見受けられました。

 また、近隣にここの竹木場公民館の近隣に養豚場があったものですから、竹木場公民館周辺に石灰の散布を急遽やりまして、これは唐津地区の現地機関の職員、唐津市役所の職員の力を借りて石灰の散布を急遽やっているところです。

 それでは、峰市長のほうから発言をいただきます。

○唐津市長

 こんばんは。峰でございます。本当は引き続きこのような形で自衛隊の皆様のお力を借りながら、こういった頭数がどんどん増えていくことを大変頼もしくといいますか、ありがたく思っているところでございまして、今日、市議会が初日でございまして、市議会のほうにも現状までの報告をさせていただきました。別にこういったことはなかったんですけど、先ほどちょっとあったように、対策本部を営農センターから竹木場公民館に移設をさせていただいて、最初通信が悪かったということで、そこが今は完璧になっておりますが、そういった状況で、ただ、今のところ唐津市におきましても、いろんな苦情といいますか、そういったご不満な点も余り入っていないような状況でございますので、それは本当皆さん方が一生懸命やっていただいているたまものというふうに感謝をしているところでございます。また天候は悪いような状況でございますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○落合副知事

 現地からは以上です。

○知事

 南里前現地対策本部長が帰還しているので、引き継ぎがてら交信してみたら。

○防災監

 現地の皆さんお疲れさまでございます。現地引き続きいろいろなことが起こると思います。本当に臨機応変な対応が求められますので、くれぐれも健康に気をつけて引き続きお願いしたいなと思います。

 以上です。

○落合副知事

 ありがとうございます。

○知事

 また竹木場は通信状態いいですね、こっちよく聞こえますよ。

○落合副知事

 ああ、そうですか。ありがとうございます。

○知事

 ねえ。しかも落合さんの顔色もいい感じで。これから何があるか分からんからね。これからよく人の健康の留意もぜひ一緒になってやってください。

○落合副知事

 はい。現地対策本部そのものは非常に快適な環境でやらせていただいております。感謝申し上げます。

○知事

 現場はいわゆる順行路線で行けそうな感じですかね。

○落合副知事

 大きな豚はやはり一頭一頭は大変でありますけど、全体の作業は順調に進んでいると見受けられました。

○知事

 あとは、これから獣医師さんがほかの地域から来ていただくわけですけれども、それによって、またさらにスムーズに進むような形になるんだろうか。

○落合副知事

 今、ボトルネックが獣医師さんと、あと現場のいろんなスペースの問題だったり、埋設処分の問題がありますので、そういった全体を調整しながら進める必要があるかなと思っています。

○知事

 そうだよね、基本的に、いや、私も最初分からなかったんだけれども、現場で処分するのかと思ったら、やっぱり出さんばいかんもんね、あれ。しかるべきところまでね。

○落合副知事

 はい。

○知事

 豚をだから追い込むというか、そこまで何と言うのかな、自力で動いていただくというのはなかなか至難な業みたいやね。

○落合副知事

 豚舎から埋設する場所が少し距離がありますので、そこをどう運搬するかというのが今後の課題になってくるものだと思っております。

○知事

 なので、いろいろそういった意味では人も整ってくるわけですけれども、非常に全体として効率的に現場のほうで大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

○落合副知事

 現場の人数をくみ取りながら調整していきたいと思います。

○知事

 何かあったらこっちにすぐ指示出してもらっていいので、足らないものなり何なり。こっちはいろいろまだ調整要員も残っているので。

○落合副知事

 ありがとうございます。頼りにしております。

○司会

 それでは、現場で一緒に活動に当たっていただいております自衛隊のほうから現在の活動状況、それぞれ予定等も含めてお願いできればと思います。よろしくお願いします。

○自衛隊

 陸上自衛隊西部方面混成団です。

 昨夜から現在まで、約200名体制でローテションを組みまして、作業を行っております。

 現在は、分娩舎において活動を実施しておりますが、問題なく清々と実施をしており、逐次ほかの豚舎におきましても進出して作業のほうを実施していきます。

 引き続き、安全に留意して実施をしていきますとともに、要望事項等が新たに出てきましたら、調整等をさせていただきたいと思っております。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 ほか、各対策部から対応状況等報告があればお願いします。では、健康福祉部お願いいたします。

○健康福祉部長

 本日は基本が気温がそれほど上がらなかったということで、体調を崩される方はありませんでした。ただ、お一人、ちょっと軽傷ですけれども、フォークリフト作業中に薬指を挟み込むということがあっていて、その場で湿布等を貼って応急処置をして、あと病院に行っていただくように助言をしているということです。

 あと、現場の保健師のほうでは、動員者の衣類の脱着ですね、防護服の脱着の際の清潔、不潔の声かけですとか、手指消毒等の声かけ、それから、トイレの清掃活動を行っております。

 それから、前回の会議の際にお話がありました心のケアの件ですけれども、まず、畜産農家の方、生産者の方につきましては、保健福祉事務所のほうで家畜保健衛生所のほうと一緒になって訪問をして、フォローを、何かあれば相談くださいということで農家の方にまず接触をするようにしています。

 1例目のところはもう終わっています。それから、2つ目ですけれども、従事していただいている建設業の方、それから、JAの方々については、チラシを作りまして、こういうチラシなんですけれども、心の電話相談の連絡先、それから、精神保健福祉センターに何かあったらご連絡くださいということで、チラシをお帰りの際にお配りをするということで対応をやっております。

 それから、職員の件につきましては、県の職員ポータルの電子掲示板、そこにこういったチラシをして、何かちょっと心の不安等があれば、すぐに電話をしてくださいということで案内をしているところです。

 私からは以上です。

○知事

 まさにいい着眼点だと思うし、特に農家さん、これは鳥インフルのときも私もお会いしたけれども、毎回のことですけれども、激しくショックを受けてあるので、励まして、お互いさまだからという、その辺りをうまく話してやってください。

○健康福祉部長

 はい、保健所の方にお願いをしていますので、さらに指示したいと思います。

○県土整備部長

 消毒ポイント関係でございますが、先ほどご報告伺ったところで、新たに3か所追加して、今、畜産関係で5か所、一般車両4か所ということで、私もずっと現場を回ってきまして、太良が遠かったので、行けなかったんですけど、ほかのところを見て、それぞれ現場の環境もしっかりと整って順調に作業をやっているということでございました。

 それぞれ消毒ポイントのある管内の建設業協会の方々が大体配置についてやられています。ただ、唐津のほうが殺処分の現場に建設業協会の方が入られているので、消毒ポイントは防災対策協議会、別のメンバーでやられているということでございます。

 殺処分のところは、やっぱり結構大変だということで、消毒ポイントがないエリアの佐賀とか、神埼とか、鳥栖の方がその処分の支援をするということで体制を整えて、明日からしっかりやるということで話を伺っております。業界の方にしっかりと支援いただきながら、ということでございます。

○司会

 ありがとうございます。ほか、対策部から情報共有項目等あればお願いします。よろしいですか。

 それでは、最後に、知事からお願いします。

○知事

 皆さんお疲れさまです。本当にそれぞれしっかりと役割を果たしていただいて、本当にありがたく感謝を申し上げたいと思います。

 それで、大きなポイントは2つだと思います。

 1つは、やはり現場でこれから、それこそ母豚とか、非常に重いクラスで、非常にリスクも伴う作業だというふうに思います。本当に自衛隊さん、ご苦労さまです。ぜひこういったところについて、事故なくやり遂げるように、だんだん慣れてきますとリスクも高まってくるのが大体今までの経験上の話なので、しっかりとそういったところについて現場の状況についてしっかり対応できるように、みんなで協力してやっていきたいというふうに思います。

 2つ目は、まさに蔓延防止、これは本当に大事なことであります。やはり九州という一つの島でそれが蔓延するということになりますと、大変大きな打撃を受けるわけでありますので、我々の使命というのは非常に大きいと思います。先ほど知事の消毒命令ということがありましたけれども、消石灰、徹底的に、分厚くまけば小動物は入ってこないというふうに話もいただきました。できる限り多め多めというか、特に近隣のところについては、しっかりと対応して、予防措置を講じていきたいというふうに思いますので、これについては全力で対応していきたいというふうに思います。

 明日からは、徐々に基本的なチェックモードに入っていきたいと思いますけれども、大きな流れについては今後調整して、打合せしながら考えていきたいというふうに思います。

 それから、最後に、それぞれ応援機関、本当にありがとうございます。皆さんのそういった恩義に報いるためにも、全力で対応していきたいと思います。ありがとうございます。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。

 それでは、第9回会議につきましては以上で終了いたします。

 第10回会議、次回会議ですけれども、明日の午前10時の開催を予定しております。また別途ご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。お疲れさまでした。

 


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