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第10回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

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第10回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

9月2日(土曜日)に第10回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。

会議資料 



会議内容

要約版はこちらをご覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第10回佐賀県豚熱対策本部会議を開きます。

 まず、現在の状況について山田部長からお願いします。

○農林水産部長

 それでは、昨夜からの作業の進捗状況につきましてご説明をいたします。

 2例目、約1万頭規模の農家の対応でございます。

 今日の朝9時時点の作業進捗で3,524頭ということになっております。昨夜から母豚、大きい豚の殺処分にも取りかかっております。徐々にペースを上げていきたいと思っております。

 埋却溝の掘削でございますけれども、1本目は完了をいたしまして、現在、殺処分した豚の埋却を開始しております。

 もう一つ、2本目でございます。昨夜は70メートルを計画しておりましたけれども、地形の関係で65メートルの予定にしております。そのうち52メートルの掘削が終了しております。

 現地防疫作業員の数でございます。現在のクルーの防疫作業は、県職員チームが3班、自衛隊が4班体制で強化をしております。昨夜までは4班体制でございましたけれども、夜中から7班体制で作業を進めております。現在261名の方が対応をしておりまして、延べは1,991名というふうになっております。

 消毒ポイントにつきましては同じでございます。3か所追加をいたしまして、運用を開始しております。

 周辺への感染状況でございます。これが非常に大事なところでございまして、これ以上広げないということをしっかり対応しなければいけないと思っております。移動制限区域というのが3キロメートル以内において6頭以上飼養する農場、これは最初は30頭と言っておりましたけれども、6頭以上でございます。修正をさせていただきます。

 この7農場で発生状況の確認検査を行いました。発生状況の確認検査としましては、まず、目視で豚の健康状況を確認したり、血液中の白血球、それから豚熱ウイルスの遺伝子が存在するかどうかの確認、こういうものを移動制限区域内の7農場で確認をいたしまして、現段階では陰性を確認しております。これは、今後ともしっかり監視をしながら、防疫も自営でしっかりしていただきながら、発生を食い止めなければならないと思っております。

 1例目の対応状況でございます。埋却につきましては、昨夜の21時に完了をしておりまして、今、場内の消毒等の防疫措置を継続して実施をしております。

 応援状況につきましては、昨夜から大きく変更はございません。

 他県からの獣医師の派遣でございますけれども、昨夜は45名ということで説明をしておったんですけれども、それから、また手を挙げていただいて、9月7日までで総勢53名の方が手を挙げていただいております。近隣でいけば福岡県、それから、長崎県の獣医師の方にもご協力を今後いただきたいということで考えております

 説明は以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは続きまして、現地対策本部本部長の落合副知事、現場のほうから状況について報告をお願いいたします。

○落合副知事

 おはようございます。現地から落合です。昨夜から作業の状況について報告します。

 まず、殺処分の状況ですけれども、順調に推移をしていると考えております。

 ただ、自衛隊のほうが大型の豚のいる豚舎を担当してもらっておりますけれども、そちらの作業を強化するために自衛隊のほう2班体制でこれまでやっていただいておりましたけれども、4班体制に強化をさせていただいております。

 次に、埋却処分の状況ですけれども、今朝から1本目の埋却が始まっております。2本目については先ほど報告があったとおり、掘削を進めております。

 次の埋却地をどうするかということを現地で建設業協会と県のほうと協議しながら、場所を決めていきたいと考えております。

 本日の作業の見通しですけど、最高気温が30度ぐらいが見込まれておりまして、昼間も作業を実施する予定としております。ただ、暑くなりますので、熱中症に注意しながら、場合によっては休憩時間をしっかり取りながらの作業になると考えております。

 現地からは以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、活動状況の報告としまして、自衛隊のほうから現状と今後の予定等についてお願いいたします。

○自衛隊

 陸上自衛隊西部方面混成団です。活動状況の前にですが、昨日、第4師団長及び混成団長が現地指導のため現場に向かいました。それに伴いまして、各種調整をしていただきありがとうございました。

 それでは、現地を直接確認するとともに、活動している隊員を激励することができよかったと言われておりました。ありがとうございました。

 活動の状況ですけれども、これまでと同様、約200名の体制をもって現在、作業実施をしております。

 ちょうど現地対策本部からありましたけれども、豚舎での作業している単位につきまして、本日明け方から修正をしております。これまでにつきましては、1個豚舎当たり20名1個班をもって活動しておりましたけれども、その20名というものを1個班10名にさらに細分化して1個豚舎当たり2個の班をもって効率的に作業を行えるように現在実施をしております。

 現在、現地でのニーズとして挙げていることが1点ありまして、殺処分した豚を豚舎から出す際に搬出口付近でたまってきており、搬出がうまくできていないという状況を確認しております。

 それに伴いまして、フォークリフトの増加を現地にニーズとして上げていることを現在確認をしております。そちらにおきまして、事後調整させていただければと思っております。

 引き続き、清々と実施するとともに、安全には十分留意して作業のほうを行ってまいります。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 ほか、報告等ありましたらお願いします。では、健康福祉部からお願いします。

○健康福祉部長

 昨夜から今朝にかけまして、2名の、軽症ですけれども、熱中症疑いの方が出ています。いずれも県職員ですけれども、1人は30代女性で、子豚の追い込み作業中に気分が悪くなっています。顔面蒼白とか、手足のしびれなどを訴えていたということで、現在は回復をして帰宅をしております。

 もう一名は30代男性で、石灰運搬作業中にめまい、吐き気を訴えていたということです。現在は回復をしていると。この職員は通常の業務を終えてそのまま現地の作業に従事したということで、疲れもたまっていたということで体力消耗していた様子だったという報告を受けています。現場に行きますと、防護服を着て作業に従事するという形になりますので、隙間がないように、体をちゃんと密封してやります関係で、見た目よりかなり過酷な状況になります。ですので、健康に不安がある場合は早めに申し出て、現場に行く順番を代わるとか、そういうことでしてほしいということで呼びかけをしているところです。

 私からは以上です。

○県土整備部長

 では、消毒ポイントの関係でございますが、追加した箇所も含めまして8か所で作業を行っております。畜産関係の分につきましては、設置した最初の機器が0時から24時までで、31日が91台、1日が84台ということで、今日は今現在で17台ということで、大体80台から90台が1日の消毒の数じゃないかなと思っております。

 協会の皆さんと協力しながら対応していっております。

 建設業のほうから、埋却処分の箇所ですとか消毒ポイントにかなりの人数を出していただいておりまして、全県下の組織で態勢を取っていただいております。少し期間が長くなるということで、現在受注している工事だとかへの影響とかを心配をされておりますので、工期の延長だとか、そういったところに対して柔軟にするようにしておりまして、このことは、国の工事、市町の工事に対してもお願いをして、全体として建設業の方々の不安にしっかりと対応するようにしております。

 以上でございます。

○司会

 ほか、ありますでしょうか。よろしいですか。

 それでは、最後に、知事からお願いいたします。

○知事

 協力いただいている皆さん方に感謝申し上げたいと思います。

 それから大きな方針としてかねてから申し上げているように、2点ということで、1点は現場で殺処分等の防疫措置がスムーズに取られるように、みんなで全力を尽くしていくということと、蔓延防止について改めて徹底するということ、この2つを大切にしていくということですけれども、今回、改めて今後の危機管理の観点も含めて話をさせていただきたいと思うんですが、実は、今回の豚舎の検査で抗体豚がもうできている、すなわち、一定期間経過しているということであります。ですので、今後さらに何か異変があった場合については、しっかりと県のほうに通報していくシステムというものを徹底しなければいけないと思います。これはこの問題に限らず、危機管理の鉄則でありまして、全て初動が大事ですから、まず何かあったときの通報システムというものについて、これは改めて再確認をしていただくということが大切であろうと思います。

 今、近隣の7か所について、全て陰性ということでありますけれども、さらにその面についての徹底を農林水産部でお願いしておきたいと思います。

 それからもう一点ですけれども、リスクが増大しているということもあって、ワクチンの推奨地域九州7県ということであります。これからそういったオペレーションも含めて、九州7県に及んだことについて申し訳なく思っています。ぜひ何とかこの2件で封じ込められるように、みんなで全力を尽くしていきたいと思います。今申し上げたような方針に従ってオペレーションをしっかりとやって、これ以上広がらないような最大限の努力をみんなで図っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。

 それでは、以上をもちまして第10回会議のほうを終了いたします。

 次回会議でございますが、次回については今日の夕方18時をめどに開催したいと考えております。また別途ご案内差し上げますので、よろしくお願いいたします。



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