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第12回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

最終更新日:

第12回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

9月3日(日曜日)に第12回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。
 

会議資料


会議内容

要約版はこちらをご覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第12回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。

 最初に、現在の状況について山田部長からお願いします。

○農林水産部長

 それでは、昨夜から今朝にかけての作業の進捗についてご説明いたします。

 まず、2例目、約1万頭規模の農家の殺処分の状況ですけれども、9時現在、4,748頭ということで、昨夜の9時現在から約1,200頭程度処分が済んでおります。作業的には、後で現地から報告があると思いますけれども、順調に進んでおります。

 埋却溝の掘削ですけれども、2本完了しておりました。そういう中で、現場から少し埋却溝が足らない可能性があるということで、3本目を今掘削しているところでございます。

 現在、フレコンバッグ205袋を投入するところでございます。

 現場の作業員の動員状況でございます。現時点での作業員246名が現地対策本部、それから、農場のほうに詰めて作業をしております。延べ人数が朝9時時点で3,179名ということになっております。

 1例目の防疫措置につきましては昨夜から同じでございます。昨日14時50分に全ての防疫措置が完了しております。

 以上、ご報告いたします。

○司会

 それでは引き続き、現地対策本部長の落合副知事から状況について報告をお願いいたします。

○落合副知事

 現地対策本部から落合です。まず、殺処分の状況ですけれども、先ほど山田部長からもありましたように、自衛隊4班体制、県職員3班体制で殺処分を継続しております。それは順調に作業が進んでおります。

 次に、埋却処分ですけど、1本目、2本目は完成して、今、1本目のほうに埋却処分を進めているところです。ただ、それでは足りませんので、先ほどもありましたように、3本目と4本目の場所は決定しました。そこでの工事を一部始めておりますけど、地下水が出たりして、それをどうするか、いろんな工法の工夫をしながら埋設溝の作業を進めていきます。

 あと、恐らくそれでも足りないであろうということで、追加する3か所目の場所の検討に今入っているところです。豚舎と埋却処分をする場所というのは結構距離があり、また、その間、道が細くて、キャリーという道具を使って運ぶわけですけれども、そこの作業効率を上げるために、キャリーとオペレーターを今日から追加投入します。

 今後、さらに追加することが有効かどうか、あるいは可能かどうかについては、現場の状況を確認しながら検討したいと考えています。

 次に、熱中症対策ですけど、今日も聞くところによると37度ぐらいになるかもしれないという予報が出ています。現場は防護服を着ながらの作業になるので、非常に大変な作業になっています。昼間の熱中症対策が非常に重要だと考えておりまして、様々な手を打っています。

 本当に危険なときには作業を中断したり、休憩を長く取ったりということをしたいと考えておりますけれども、それ以外にも、現場近くに常に水を飲めるようにするとか、冷却用の資材を持ってもらって涼を取るとか、いろんな工夫をして熱中症予防に努めていきたいと思っております。

 現場からはとりあえず以上です。

○農林水産部長

 すみません、少し内容を教えていただきたいんですけれども、一つは殺処分の内容で、自衛隊と県職員の内容、役割分担とか内容について少し報告をお願いいたします。

○落合副知事

 基本的には、小さい豚、ガスで殺処分ができる小さい豚については県職員、大型、電気で殺処分をする大型の豚については自衛隊に担当してもらうという大きな役割分担があります。県職員のほうでも電殺はやっておりますけれども、そういう分担の中で作業を進めているということです。

 大型の豚のほうはなかなか大変で、1時間当たりの殺処分もなかなか多くは、1班当たり五、六頭ぐらいが自衛隊でも精いっぱいという状況の中で作業を進めているという状況です。

○農林水産部長

 その大きな豚の母豚ですけれども、もう殺処分は終盤というふうに考えてよろしいですかね。まだまだですか。

○落合副知事

 いや、決して終盤ではないですね。先ほど4,748頭と今日の9時時点で言いましたけれども、全体1万以上の頭数がある中で、頭数だけでもまだ半分ですので、今後、どちらかというと大型のほうが残っていますから、ペースはなかなか1日当たりの殺豚数を上げていくということにはならないだろうと思います。

 まだまだこれからしばらく続くと覚悟しておく必要があると思います。

○農林水産部長

 ありがとうございます。

 もう一点、埋却溝ですけど、計画では4本掘る予定ということでよろしいですか。

○落合副知事

 4本はつくることを確定していますけれども、3本目、4本目の場所でが出たりして、場合によっては、基本的には4メートルの深さに掘るんですが、もう少し浅めに掘ったりという工夫が必要になるかもしれません。その場合、容量が全体に不足した場合に、3か所目、5本目の掘削溝が必要になってきますので、その場所の選定に今入っているというところです。

○農林水産部長

 ありがとうございます。

○司会

 ほか質問等ありましたら。現地対策本部等とのやり取りは今のところは大丈夫でしょうか。

 それでは、自衛隊のほうから活動の状況について、それと今後の予定について、報告をよろしくお願いいたします。

○自衛隊

 陸上自衛隊西部方面混成団です。本日についても、約200名をもって作業を実施中であります。今後についても、この体制を維持して作業を実施していく予定であります。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。自衛隊さんは24時間体制ということで、これは変わりないということですね。

○自衛隊

 はい、その計画を保持しております。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、ほか対策部のほうから報告等あればお願いします。

○県土整備部長

 消毒班です。昨日の0時から24時までの作業台数としましては5か所で61台ということで、31日が91台、1日が84台ということで、休みといいますか、休日もあって少し台数が少なくなっているようでございます。

 昨日からありました暑さ対策ですけれども、現地のほう確認しまして、作業の合間に休息とか水分補給をやりながらやっているということで、特に今のところ問題になっているような状況にはないということでございます。

 それと、昨日、南里副知事のほうから消毒ポイントの対応の増強というお話もありましたので、畜産車両を対象とした消毒ポイントについて、増やすことで今検討をして調整しているところでございます。

 以上でございます。

○司会

 ほかありましたらお願いします。健康福祉部お願いします。

○健康福祉部

 体調不良の報告でございますが、3人の県職員の方が体調不良を訴えておりますが、みんな回復して帰宅しております。3人の内訳につきましては、昨夕2名と明け方近くに1名という状況でございます。

 また、現地では保健師が水分補給や健康管理について声かけを行っております。

 以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 ほかあればお願いします。よろしいでしょうか。

○落合副知事

 現地対策本部からいいですか。

○司会

 お願いします。

○落合副知事

 現地対策本部からですけど、先ほど熱中症対策が非常に重要だということを申し上げましたけど、それに伴って、いろんな物品調達を追加でお願いしています。現地対策本部から対策本部のほうにお願いしたり、あるいはサポートセンターのほうからお願いしたりすることになると思いますけれども、そこはぜひ柔軟に対応していただきたいと思います。

 少し分かりやすくいうかというと、どういうものが必要かというと、まずはできるだけ作業している現場に近いところに水とか冷たいものを供給するために、外と内が切れているので、そこの物の運搬とかが非常に難しくて、そのための軽トラックを調達する、中だけで動く軽トラックを調達するとか、そのためのクーラーボックスを調達するとか、可能であれば中の作業現場の近くに休憩用のテントを設置して休憩しやすくするとか、そういったことを、こちらでいろんな議論をしながら、現場の声を聞いて、そういった工夫をしたいと思っています。

 もう一つ、自衛隊のほうから提案があって、自衛隊のほうで使っているらしいんですけど、いわゆるホッカイロの冷たい版、ある商品名はヒヤロンというんですけど、ビニールパッケージになっていて、ぱきっと折ると冷たくなる、それが2時間ぐらい身につけていると冷たいものを身につけている状態になる、そういうものがあるというのを知りまして、そういったものを作業員に持たせると、かなり楽になるんじゃないかというふうにアドバイスをいただきました。そういったものをどれぐらい調達できるか分からないですけど、可能な限り調達をお願いしておきたいと思います。

 そういったものを工夫しながら、現場でこういった中で作業できるようにしていきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。

○司会

 ありがとうございます。

 各対策部で連携しながら、総務部のほうでもしっかり支援をよろしくお願いします。

 そしたら、山田部長お願いします。

○農林水産部長

 私も各対策部というか、各部にお願いでございます。今、動員調整で1班60人、県庁職員の方に出ていただいております。それは本当に感謝をしております。ありがとうございます。

 4班体制で1日240人、県庁職員を動員しております。ぜひ所属長さんとか上司の方から、行く前と帰ってきた後、できるだけ声かけをしていただいて、ケアをしていただきたいと思っております。本当に県職員の方がいっぱい毎回動員で、夜中から行ってもらって、ありがとうございます。

○防災監

 落合本部長さん、お疲れさまでございます。今のところ現場のほうは落ち着いているという言い方も変ですけど、一応安定的に動いているような状況でしょうか。

○落合副知事

 殺処分自体は、先ほど言ったように、7班体制で順調に進んでいると言えると思います。

 今、現場でネックになっているのが、やはり殺処分をした豚を入れたフレコンバッグをいかに埋却する場所まで運ぶかというところが、殺処分の時間当たりの数より運ぶ数のほうが少ないので、埋められないフレコンバッグが増えてきている状況があるので、そこのスループットを上げるのが課題だと思います。

 あとは、やはり熱中症対策に非常に注意をしながらやる必要があるので、そこは注意をしながら進める必要があると考えています。

○防災監

 ありがとうございました。

 私も初動のときから現場のほうに行って調整しながらやってきましたし、特に現場も何回も入りました。防護服を着てやったんですけど、本当に歩くだけでへとへとになります。だから、あの環境の中で本当に皆さんご苦労されていると思います。

 それから、さっき搬出の話がございましたけど、本当に細い道で距離が実は歩いて7分か8分かかるんですよ。それぐらい離れているところにずっと持っていっていますので、なかなかそこの効率は上がりにくいというのがございます。下も非常に道も悪いし、とにかく事故が起こらないということが一番大事だなと思っています。

 いずれにしても、本当に過酷な環境の中でやっていただいておりますので、ぜひ、ちょっとこちらの対策本部のほうもしっかりサポートしていきたいというふうに思います。

○司会

 それでは、最後に南里防災監から一言お願いいたします。

○防災監

 今日は朝からありがとうございます。現地の皆さん本当にお疲れさまでございます。

 今、ご報告がありましたように、何とか今、苦労しながら順調に進んでいるという状況かと思います。特に今日は気温が大幅に上がるとういことがございますので、くれぐれも安全第一ということで、健康にも十分留意しつつ作業を進めていただければと思っています。

 そして、防疫作業をきちっとこういう形で苦労しながらも順次進めておりますけれども、同時にとにかくほかに拡がらないようにとしっかりやっていきたいと思います。

 そして、そうは言いつつも、昨日の報告にもありましたように、既に抗体ができているという情報もございますので、万が一のリスクというのも当然あり得ると思っています。そういうことも想定しながら、常に何があっても臨機応変に対応できるように、しっかりと情報共有、連携を図っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 今日もよろしくお願いします。

○司会

 ありがとうございました。

 それでは、第12回佐賀県豚熱対策本部会議を以上で終了いたします。

 第13回につきましては、明日9月4日の10時を予定しておりますので、よろしくお願いします。

また、日程、時間等変更ございましたら、改めてご連絡しますが、予定としましては明日の10時ということで対応方よろしくお願いいたします。

お疲れさまでした。




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