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第14回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

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第14回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

9月5日(火曜日)に第14回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。
 

会議資料


会議内容

要約版はこちらをご覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第14回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。

 では最初に、山田部長からお願いします。

○農林水産部長

 それでは、昨日からの動き、進捗につきまして、ご説明をいたします。

 2例目、約1万頭の発生農場での防疫措置の状況でございます。

 現在、7,649頭の殺処分が終了いたしております。その中で、下に行きますと、自衛隊さんにお願いしておりました作業範囲の殺処分が本日朝8時40分をもって完了したとの報告を受けております。自衛隊さんの処分頭数につきましては、4,519頭というふうになっております。残りが約2,600頭ほど残っております。これにつきましては、県、唐津市、それから、他県の派遣をしていただいている獣医師さんで殺処分を進めていきたいと思っております。

 埋却溝の掘削でございますけれども、242メートル、今、完了をいたしております。5本目、6本目につきましては、調整作業を進めていきたいなと思っております。フレコンバッグ1,278袋を埋却溝へ投入しております。昨日は道が狭くてフレコンバッグが滞留しているという話がございましたけれども、その分についてはキャリーを、運搬車を増強いたしまして対処をしております。

 現地防疫作業員の動員数でございます。

 現時点での作業員数でございます。現在、自衛隊の皆さん方には汚染物品の防護服を脱いだり、そういうものをしていただいておりまして、9時現在はまだ発生地の中にいていただいているということでございます。

 殺処分につきましては、現在、県と唐津市の混成チーム3班で作業をしているところでございます。現在10時時点につきましては、自衛隊4班というのはもう殺処分はしていないということになります。

 延べの作業員は5,000名を超えております。県、自衛隊、それから今回、埋却溝の掘削、それから、フレコンバッグを埋却溝まで持っていく作業というのが非常に難航しておりまして、建設業の皆様方には本当に人員を割いていただいて、機材も投入していただいて、本当にご支援をいただいているところでございます。ありがとうございます。

 それから、唐津市も先ほど言いましたとおり、8時からのクールですけれども、殺処分にも動員を出していただいているところでございます。

 それから、関係機関、団体による追加応援ということで、唐津市の分は先ほどご説明したとおりでございます。あと、新たに佐賀県森林組合連合会、各地域の森林組合の作業員の皆様方にも、昨日の夜10時からご協力をいただいております。滞留しているフレコンバッグを埋却地まで持っていくキャリーのオペレーターとして、常時2名を派遣していただいております。

 他県からの獣医師の派遣でございます。現時点で31都道府県、鹿児島が1名追加になっております。52名の方、それから、あとの国の関係機関の皆様方にも、総勢59名の派遣の内容で作業を進めているところでございます。自衛隊の皆様方には本当に当初から殺処分等の作業に従事していただき、本日8時40分をもって配員分の作業が完了したというところで、本当にご支援にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 説明は以上でございます。

○司会

 それでは引き続き、現地対策本部本部長の落合副知事、状況のほうについて報告をお願いいたします。

○落合副知事

 現地対策本部から落合です。

 まず、先ほど部長のほうからの報告にもありましたように、大きな動きとして、本日8時40分をもって自衛隊の現場での殺処分作業が完了いたしました。自衛隊の皆様には母豚、母親の豚、あるいは種豚、雄の大きな豚、そういった作業が非常に困難なところを受け持っていただきまして、ここまで作業をしていただきました。心より感謝申し上げたいと思います。

 ここの現地対策本部からも、先ほど要員が撤収をされました。こちらのみんなで拍手をもってお送りしたところであります。自衛隊の皆さんは今、玄海町のほうで野営されておりますけれども、今日の昼過ぎからそちらを出発されるということで、我々も見送り等、礼をしたいと思っております。

 殺処分の状況は先ほど部長から報告がありましたけど、残りは約2,600頭ということで、今後は県職員3班、唐津市役所職員1班の4班体制で殺処分を進めていきたいと考えております。

 もう少し班を増やせばさばけるんじゃないかとも思えるんですけれども、豚舎の物理的な構造上、4班以上投入するというのは作業効率は上がらないという現場の判断で、4班体制でこれから先の処分を進めていくこととしております。

 昨日、ずっと問題になっておりましたフレコンバッグの豚舎から埋却処分地までの運搬につきましては、キャリーを6台に増強して、オペレーターも確保して大分効率が上がって、大きな数が滞留している状態ではなくなっておりますので、そこは解消されたと考えております。これに当たっては、建設業協会からももちろんですけれども、森林組合さんのほうからもオペレーターを派遣していただきまして、本当にありがたいというふうに考えております。

 また、サポートセンターのほうのいろんな物品の調達だったり配付というのもうまく回っていると聞いておりますけれども、現場が昼間は鎮西町の体育館を使っているんですが、ここは空調が入っておりませんので、昼間は非常に暑いということでスポットクーラーを導入したんですが、電源容量が足りなくて、全部回すとブレーカーが落ちるというような状況も発生して、発電機も投入してスポットクーラーを使える状態にようやくなりました。そういう状況です。

 あと、本日から雨が予想されておりますので、現場作業員に使ってもらうタオルを配付する必要があるだろうということで、在庫の確認と、不足が出る場合には追加の調達というのをするようサポートセンターには指示をいたしました。

 以上なんですけれども、自衛隊が野営していただいた玄海町民会館のほうへ昨日私も現場に出向いて自衛隊の責任者の方とお話をしましたけれども、空調が入っていたり、あるいは近くには温泉施設があったりということで、自衛隊からは非常に快適な環境だったということで感想をいただきまして、町長には私からもお礼をお伝えしたところであります。

 現場からは以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、ただいまご紹介等ありました自衛隊の方、当初から活動に参加いただいて、大変協力いただきました。自衛隊の方の今回の活動について述べていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

○自衛隊

 陸上自衛隊西部方面混成団です。

 活動についてはそれぞれ淡々と、粛々と活動できているのではないかと思います。

 先ほどもあったとおり、本日8時40分をもって自衛隊に与えられた範囲、こちらの作業を終了することができました。現在については撤収中であります。撤収終了後にそれぞれ各駐屯地に向け、帰隊予定となっております。

 作業に当たってですが、必要な資材等はもちろんのこと、先ほどもあったとおり、生活環境等について県からサポートいただき、ありがとうございました。

 以上です。

○司会

 本当にありがとうございました。

 それでは、他の対策部から報告等ありましたらお願いいたします。

 健康福祉部長お願いします。

○健康福祉部長

 体調不良者の報告でございます。

 昨日の日中、作業中に体調不良になった方が4名、昨夜から今朝にかけての作業中の体調不良者が3名でございました。いずれも熱中症の疑いで、息苦しさや手足のしびれ、頭痛の症状がありました。

 現場の保健師のほうでクーリング、体を冷やす処置、また、経口補水液を飲ませる等の処置をしており、皆さん回復して帰宅をされております。

 以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 お願いします。

○県土整備部長

 消毒ポイントの対応でございますが、昨日、4日の0時から24時でトータル112台という形で、休日から平日になって活動が増えて、消毒の車両数も増えております。今朝9時まで、5日になっても36台という形での消毒作業をやっているという状況でございます。

 また、建設業の方々には、殺処分の現場のいろんな、先ほど山田部長から説明がありました作業もやっていただいておりますし、また、消毒ポイントにも多くの人を出していただいておりまして、今度は7月の災害現場の対応ですとか、本来、道路工事、河川工事をやっているところもございまして、そういったところへの影響も懸念の声が業界のほうからも上がっておりまして、多くの人を出していただいているところもございますので、そういった懸念に対してしっかりと対応するということで、どうしても通常の工事の工事期間が足りなくなるんじゃないかなという声もありますので、そういったところに柔軟に対応するように関係機関、国も含めていろんな工事の発注機関に要請をしているところでございます。

 引き続き、建設業の方に多く出していただいている分、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。

○司会

 ありがとうございます。ほかありましたらお願いします。よろしいでしょうか。

 それでは、最後に南里防災監からお願いします。

○防災監

 皆さんお疲れさまでございます。特に現場の皆さん、本当にご苦労さまでございます。ありがとうございます。

 今日の9時現在の状況ということで、約75%の作業が済んだということでございます。残りが約2,600頭ということで、これについては4班を充てて、引き続き対応していくということでございます。

 それで今回、1例目に引き続きまして、2例目が発生したということ、そして、その2例目の規模が1万頭という非常に大きな規模だったということもございまして、自衛隊さんのほうに派遣要請をさせていただきました。

 自衛隊の皆さんには、県では対応がなかなか難しい大型の豚の殺処分を担っていただきました。おかげをもちまして、大幅に作業が進みますとともに、殺処分もかなりのめどが立ったところでございます。改めて御礼申し上げたいと思います。

 そして、本当にそれぞれの隊員の皆様におかれましては、過酷な環境の下、非常に困難な作業を遂行していただきました。県を代表いたしまして、心より感謝と御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 そして一方で、作業そのものはまだ引き続き進めてまいります。特に建設業の皆様をはじめ、多くの応援をいただいている皆様には引き続きの対応をお願いしております。改めて皆さんに感謝を申し上げますとともに、よろしくお願いしたいと思います。

 そして、養豚農家の皆様におかれましては、引き続き消毒の徹底をお願いしたいと思います。そして、何か異常があったときは、速やかに県のほうにご連絡をいただきたいというふうに思っております。

 今日も非常に暑くなる予報でございます。雨も降るという予報も出ています。安全を第一に、引き続き作業に当たっていただきたいというふうに思います。本日もよろしくお願いいたします。そして、ありがとうございました。

○司会

 ありがとうございました。

 それでは、第14回会議を以上で終了いたします。

 次回会議につきましては、明日9時に開催を予定させていただいております。また、ご案内差し上げますので、出席方よろしくお願いいたします。ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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