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○司会
それでは、時間になりましたので、第15回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。
まず最初に、山田部長から現在の状況についてお願いいたします。
○農林水産部長
それでは、昨日から今朝までの作業の進捗につきまして、ご説明をいたします。
まず、2例目、1万頭の農場でございますけれども、今日の朝8時現在の進捗でいきますと、8,487頭ということで、1時間辺り30頭程度の殺処分のペースでいっております。昨日の8時現在との比較でいきますと、プラス843頭ということで、作業は順調に進んでおります。
それから、埋却溝の掘削ですけれども、4本完了ということで、昨日ご報告をして、5本目、6本目は調整中ということを話しておりましたけれども、今の作業進捗のフレコンバッグの状況で見ますと、この4本で完了ということで、この4本に投入していくということで、現場では計画をしております。現在はフレコンバッグ1,689袋を埋却溝に投入をしております。これでいきますと、あと1,700頭あまりの殺処分になってきます。徐々に終盤に差しかかっております。以前申し上げましたけれども、今週末9日をめどに殺処分の作業を終わらせていきたいと思っておりますけれども、昨日は日中、気温もあまり上がらなくて、日中、ずっと作業ができました。できるだけ前倒しでできるように現場では頑張っていただいております。
これは防疫作業員の動員者数でございます。現在、殺処分作業につきましては、県と唐津市の混成チームを編成しまして、4班体制で防疫作業に当たっています。現在、現場に聞きましたら、4班のうち一部は今後行う消毒の準備とか、そういうもので、農場内で活動をされているということになっております。現在、242名が現地で作業を行っています。自衛隊につきましては、昨日8時40分作業完了で、13時15分に撤収を完了しております。本当に大きい豚を中心に困難な作業に当たっていただきました。本当にありがとうございました。
延べ人数ですけれども、現在まで5,568名ということになっております。県、自衛隊、それから、建設業の方々にも多大なご支援をいただいております。また、国、唐津市、JA、それから、他県獣医師も現在5名活動しておりまして、合計で100名程度になっております。あと、森林組合の方も現地のオペレーター、機械のオペレーター、キャリーのオペレーターとして途中から従事をしていただいております。
それから、事故の報告を1件させていただきたいと思います。
昨夜、県職員の動員者、女性ですけれども、作業が終わって、休憩所に戻る途中、足を滑らせて捻挫といいますか、病院で診断を受けたところ、右足首の骨折ということになりました。昨夜雨が降って、作業も一時中断したりして作業を進めていたわけですけれども、ぬかるんだ道に取られて足首を骨折されております。現在、唐津の病院に入院をしているところでございます。
現場は雨等でぬかるんでいるところもありますので、安全面にはさらに十分注意しながら、作業は進めていきたいと思っております。
私からの説明は以上でございます。
○司会
それでは引き続きまして、現地対策本部、島内副部長から現場の状況について報告をお願いいたします。
○農林水産部副部長
現地対策本部、島内です。よろしくお願いします。山田部長の説明を少し補足させていただきます。
昨夜から雨が降ったり止んだりというのが現地少し続きまして、土砂降りになると作業を中断する。雨が降った後は、やはりフォークリフト、あるいはキャリーの運搬に関して作業効率が落ちますので、若干その時間帯は処理頭数なり埋却数が落ちるというふうな状況でございます。
また、今日は気温が30度近くになると予想されていますので、現場の獣医師さんと調整をしながら、作業員さんの体調管理に十分配慮しながら、作業を進めていきたいというふうに考えております。
私からは以上です。
○司会
ありがとうございます。
ほか、対策部のほうから報告あればお願いします。健康福祉部お願いします。
○健康福祉部長
先ほど山田部長のほうから話ありましたように、1名負傷者が出ましたけれども、そのほかは昨日、雨も降った関係で気温が上がらなかったということで、体調不良を訴える人はいなかったという状況です。
今日はまた逆に気温も上がる感じでありますので、体調に気をつけてやっていただくということ、それと先ほど雨で足元がぬかるんでいて転倒ということでしたので、改めてサポートセンターとか現場で作業に従事する前に、一応段取りの説明等ありますので、その機会に改めて足元の注意等も呼びかけるということで指示をしているところです。
以上です。
○司会
お願いします。
○県土整備部長
消毒ポイントですけれども、昨日の消毒作業台数が126台ということです。今日も、今朝8時までで45台ということで、消毒ポイント数も増やしたということもありまして、これまでで一番多いような作業台数ということで昨日なっております。
今日も暑くなるということで、暑さ対策もしながら現場作業に取り組んでまいります。
以上です。
○司会
ほかあればお願いします。
○防災監
現地の島内さん、お疲れさまでございます。南里です。カメラ越しにずっとそちらの状況を見ていますと、割と安定しているのかなという感じを受けます。私は当初、そちらにずっとおったんですけど、かなりいろいろ安定した感じ、雰囲気があるんですけど、そこは順調にうまく回っているという理解でよろしいですか。
○農林水産部副部長
そうですね、現地対策本部のスタッフも、2周目、3周目、早い人で4周目ぐらいに回ってきますので、それぞれ気づきや課題など共有し合って、改善できて、スムーズに運営できているというふうに思っています。
○防災監
ありがとうございます。あと少しの状況に今なってきていますけれども、引き続き安全面に気を付けて作業をお願いいたします。
○司会
ほかあればお願いします。よろしいでしょうか。
それでは最後に、南里防災監からお願いします。
○防災監
改めまして、皆さんお疲れさまでございます。特に現地の皆さん、本当に大変な中、ありがとうございます。
今、報告がございましたように、8時の時点で頭数ベースの進捗で83%、そして、残りが1,700頭ぐらい。埋却溝の掘削については完了ということでございました。
今ちょっと現地のほうとも話しましたけど、かなり落ち着いてきているのかなというふうに状況にあるかなと思います。あと少しではありますけれども、引き続きしっかりとやっていきたいと思います。
おかげさまで多くの皆さんにご協力をいただいておりまして、今順調に進んでおります。改めて関係の皆様に感謝申し上げたいというふうに思います。
特に建設業協会の皆様におかれましては、この埋却溝の掘削、それから、フレコンの運搬、そして、フレコンの埋却、それから、消毒ポイントの運営というふうに、多岐にわたってご協力をいただいております。
そして、JAの皆様にはフォークリフトのオペレーションということで、これも殺処分から運搬に関して、ずっと付きっきりでやっていただいています。
ちょうど1例目の発生から1週間がたちました。本当にこの間、昼夜を通してフル稼働で作業していただいています。本当に改めまして心から感謝申し上げたいというふうに思います。
そして、おとといの夜からは森林組合のほうからも運搬車のオペレーターの派遣をしていただいています。ありがとうございます。
そして、話がございました各県の獣医師さんにも駆けつけていただいて、しっかり応援をしていただいております。こちらについても心よりお礼を申し上げたいと思います。
今日も天候が非常に不安定といいますか、ちょっと暑い中になりますけれども、くれぐれも安全第一ということで作業を進めていただければというふうに思います。
そして、養豚農家の皆さんにおかれましては、改めて消毒の徹底をお願いいたしますとともに、もし何かあったときには直ちに、速やかに県のほうにご連絡をいただきたいというふうに改めてお願いを申し上げたいと思います。
今日も大変な作業になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
私からは以上です。
○司会
ありがとうございます。
それでは、第15回会議は以上で終了いたします。
次回会議につきましては、明日の10時を予定させていただいております。また改めてご案内差し上げますので、よろしくお願いします。
それでは、皆さんお疲れさまでした。引き続きよろしくお願いいたします。