会議内容
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要約版 
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○司会
それでは、時間になりましたので、第16回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。
最初に、山田部長から状況の報告をお願いいたします。
○農林水産部長
それでは、昨日から今日の午前中、この時間までの進捗状況につきまして、説明をいたします。
2例目、約1万頭の規模の殺処分を進めております。本日9時現在の作業の進捗状況でございますけれども、患畜決定から157時間経過をしております。日にちでいきますと6.5日、7日目に入っております。殺処分頭数は9,206頭ということになっております。昨日の9時現在が8,500頭でございました。この1日で700頭の殺処分が進んでおります。1時間当たりの殺処分頭数は夜の作業で30頭から40頭程度の殺処分が進んでおります。昨日も昼過ぎに気温が上がって、作業を一時ストップしておりました。そういう関係で、昼間の気温の上昇が作業の頭数に影響しております。
また、フレコンバッグにつきましては、現在までに約2,000袋を埋却溝に投入しております。滞留につきましては、現在あっておりません。スムーズに埋却溝に投入ができている状況でございます。
現在の現地での作業動員数でございます。県が148人、建設業の方々には殺処分の運搬と埋却溝、それと消毒ポイントで合計41名、それから、唐津市につきましても20名殺処分班に入っていただいて34名、また、JAからもフォークリフトのオペレーターとして支援をいただいております。また、派遣獣医師も現在6名入っておりまして、森林組合2名ということで、現在242名の方が現場で作業をしていただいております。
下のほうが延べ動員者数です。これは1例目からの合計ですけれども、6,359名の方にご協力をいただいております。内訳については見ていただきたいというふうに思っております。
昨日の体調不良者につきましては、昨夜3名の体調不良者が出ております。詳しくは後ほど説明をお願いいたします。
全体の説明は以上でございます。
○司会
それでは、引き続き、現地対策本部の竹下副部長、状況のほうの報告をお願いします。
○農林水産副部長
現地対策本部の竹下です。先ほど山田部長のほうから概況説明ありましたけれども、若干補足をさせていただきます。
殺処分のほうは先ほど報告があったとおりですけれども、かなり円滑に進むようになりました。数字的には、自衛隊がおられる場合と、今県職員プラス市役所等でやっている場合と班数が減りますので、その分、殺処分数は減るんですけれども、大体、自衛隊がおられたときと比べて3分の2ぐらいのペースで進んでおります。
それから、話があったように、埋却溝へのフレコンの投入も非常に円滑に進むようになりまして、フレコンの滞留はほぼないというような状況になっております。
あと、現地で、県職員の動員者、作業者と建設業の業者の方、連携して進める必要がありますけれども、この連絡体制を強化して、情報を共有して、さらに作業が円滑に進むように進めているところです。また、時々雨が降ったりしていたんですけれども、足元が悪い中、特にフォークリフト等、ぬかるんだ状態になるんですけれども、ゴムマットを敷いたりして、いろんな工夫をされて、滞りないようにいろんな工夫をされています。
作業者の方々も、複数回来られている方も増えてきておりまして、若干慣れてきていただいております。非常に円滑に進んでおります。こういった作業が長時間になっているんですけれども、モチベーション高く作業を続けてもらっております。
現地から以上です。
○司会
ありがとうございます。
では、各対策部のほうから報告のほうをお願いします。
○健康福祉部長
先ほど体調不良者の方、3名という話がありました。少し補足をさせていただきます。
体調不良者3名、いずれも県の職員で男性1名、女性2名というふうになっています。
症状としては、頭痛、吐き気、立ちくらみ等ということで、軽い熱中症の症状なのかなということで判断をしておりまして、ただいずれも軽症ということで、その後回復をしております。
農場外テントのほうにスポットクーラー等を配置いただいて、大分快適になったという声も聞いておりますので、引き続き体調に気をつけながら業務に当たっていただければと思っております。
それから、2点ちょっとご報告をさせていただきます。
1点は、大塚製薬さんと包括連携協定を結んでいるんですけれども、イオンウォーターという製品を500ミリリットルの分、1箱24本入りですけれども、30箱寄贈いただいて現地にお届けいただいております。ありがとうございました。
それから、もう一点は、鳥栖市にあります医療福祉専門学校緑生館という看護学生さんが学ばれていらっしゃるんですけれども、保健福祉事務所のほうで実習体験の予定をしていただいていたんですけれども、豚熱が発生したということで、ちょっと実習のカリキュラム変更をいただいて対応いただいたんですけれども、その学生さんから応援のメッセージをいただいております。暑い中、多くの皆さんのために頑張っていただいてありがとうございますと、熱中症に気をつけて頑張ってくださいということで、多くのメッセージをいただいているところです。
以上、ご報告をさせていただきます。
○司会
ありがとうございます。
ほかありますか。お願いします。
○県土整備部長
消毒ポイントのほうですけれども、昨日6日の零時から24時で作業台数が143台ということで、これまでで一番多い数となっております。
平日は朝から作業、消毒に来られる方が多いような状況というふうに報告があっております。
それと明日、明後日、8日、9日は、多久のほうで牛の競りがあるということで、畜産車が増加するのではないか、そういう可能性がありますので、唐津市内の畜産車両の消毒ポイントについては、体制をちょっと増員して対応するような形で準備をしているところでございます。
引き続き熱中症対策に注意しながら作業に当たるということでございます。
○司会
ありがとうございます。
ほかあればお願いします。
○農林水産部長
防疫関係で補足をさせていただきたいと思います。
今、殺処分の作業をやっておりますけれども、防疫措置の流れとしましては、埋却溝に投入して、それから、石灰を振って、埋め戻しをするということ、それから、全畜舎の豚舎の消毒がその後、終わります。
その後、防疫作業員が最終的に着ていた防護服等の汚染物品を埋めると、あと、餌とかですね、そういう作業が全て終了した時点で防疫措置は終了というふうになりますので、そこはご理解いただきたいと思っております。
先ほど説明の中では言いそびれましたけれども、今回の農場18棟あります。そのうち17棟の殺処分は終了して、今、残り1棟が残っているという状況でございます。補足でございました。
○司会
ありがとうございます。
ほか、ありますか。よろしいでしょうか。
それでは、最後に、南里防災監からお願いします。
○防災監
皆さんお疲れさまでございます。特に現場の皆さん、今日も本当にお疲れさまです。ありがとうございます。
今日の9時時点で9,200頭の処理を終えました。パーセンテージだと90％を超えたというところにきたと思っています。残りが1つの棟で、1,000頭を切っているという状態でございます。
そして、殺処分後の豚を入れましたフレコンバッグの滞留もないということでございますので、おかげさまで順調に作業が進んでいるというふうに思っています。改めて現場の皆さんに感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。
そして、このまま順調に進みますと、明日、8日の夜から9日の未明ぐらいにかけて殺処分自体は完了できるのかなというふうに見込んでおります。それよりももしかしたら早く終われるかもしれません。
そういう形の中で、本当にいろいろ作業に当たっていただいております、特に埋却、運搬、消毒ポイントなどでいろいろご支援、ご尽力をいただいております建設業協会の皆さんをはじめといたしまして、ご支援、応援をいただいております全ての関係者の皆様に、改めて心より感謝を申し上げたいというふうに思っています。
先ほど農林水産部長のほうから話がございましたように、殺処分が終わった後は、いわゆる場内の消毒であったり汚染物品の処理、それから最終的な埋却という防疫作業が残っています。皆様には、引き続きご協力をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
今日も大変暑くなります。くれぐれも安全を第一に作業を進めていただきたいと思います。そして、養豚農家の皆さんにおかれましては、消毒の徹底をしていただきますとともに、何かありましたら速やかに県に報告をお願いしたいというふうに思っています。
本日も大変な作業になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
私からは以上です。
○司会
ありがとうございます。
それでは、以上をもちまして第16回会議のほうを終了いたします。
次回会議につきましては、明日の10時を予定させていただいております。また改めてご案内差し上げますので、出席方よろしくお願いいたします。
本日はどうもお疲れさまでした。対応のほうよろしくお願いいたします。ありがとうございました。