標記について、防衛省から下記のとおり情報提供がありました。
これまで、県からは徹底した原因の究明を行うとともに、その情報を開示するよう求めてきました。
引き続き、防衛省に対して、安全対策の徹底を求めていきます。
防衛省からの情報提供(令和5年10月11日)
【情報提供内容】
- 8月31日(木曜日)に空自静浜基地に予防着陸した陸自V-22オスプレイは、同基地においてギアボックスの交換作業等を終え、本日(10月11日)、木更津駐屯地に帰投した。
- 防衛省としては、引き続き適切な点検を行うとともに、安全な運用に努める。
防衛省からの情報提供(令和5年10月3日)
【情報提供内容】
- 8月31日(木曜日)に予防着陸した陸自V-22オスプレイは、現在、空自静浜基地においてギアボックスの交換作業を行っているが、当初予定していたスケジュール(10月下旬完了)よりも早まる見込みとなった。
- 交換作業終了後、
(1)早ければ10月6日(金曜日)に、地上において試運転を含む機能点検を行い、 (2)その結果を踏まえて、10月10日(火曜日)以降に空自静浜基地周辺の洋上において試験飛行を行い、 (3)さらに最終的に機体の点検を行った上で問題がなければ、10月11日(水曜日)以降、木更津駐屯地に帰投する予定である。- いずれにしても、また変更等があったら、改めて連絡する。
防衛省からの情報提供(令和5年9月12日)
【情報提供内容】
- 陸自オスプレイに発生した金属片の成分分析を行った結果、ギアボックス内のギアの一つが摩耗していることを確認した。
- 一般的な事象として、ギアボックスの内部では、ギア等が高速回転しているため、様々な部品が摩耗して金属片が発生する場合があり、今般の金属片の発生は、これに該当する。
- 今後、 航空自衛隊静浜基地において、陸自部隊によるギアボックスを交換する作業※(1ヶ月半程度の期間)を実施する。
※(1)ギアボックスの交換、(2)機能点検、(3)試験飛行
防衛省からの情報提供(令和5年8月31日)
【情報提供内容】
- 8月31日(木曜日)14時10分頃、訓練のため静岡県沖上空を飛行中であった陸上自衛隊V-22オスプレイについて、予防着陸を促すランプが点灯したことから、所定の対応手順に従い、最寄りの航空自衛隊静浜基地に予防着陸を行った。
- 人員の負傷、機体への外傷、部外への被害等はない。
- オスプレイは、高感度のセンサーが内部に張り巡らされており、整備の必要性等を早期に知ることができる。
- 陸自V-22オスプレイのナセル内部の「プロップローター・ギアボックス」という、エンジンの動力をローターに伝達する装置に金属片が発生したことを受け、予防着陸を促すランプが点灯した。
- ギアボックスの内部では、ギア等が高速回転しているため、様々な部品が摩耗して金属片が発生する場合があり、これは一般的な事象である。
- ギアボックス内の点検、発生した金属片の成分について、現在、分析中であり、時期等について確定的には言えないが、9月上旬までには成分分析を完了させ、これに基づいて整備を行う。
- 金属片の分析結果に基づき整備の方法が決定されるが、一般的に、(1)ギアボックス内部の洗浄、(2)構成品の交換、等が考えられる。
- なお、今回の事象は、HCE(ハード・クラッチ・エンゲージメント)ではない。
- 今般の事象は、陸自オスプレイの設計技術上の課題ではなく、運用する上で一定程度生じる部品の摩耗であることから、引き続き、安全性に配慮しながら運用する。