令和5年9月12日 佐賀県立図書館 郷土資料課 担当者 本多、金沢 内線 3711 直通 0952-24-2900 【E-mail】toshokan@pref.saga.lg.jp |
シンポジウム「坊所鍋島家文書を読みなおすー成立期の佐賀藩と江戸幕府ー」の参加者を募集します
シンポジウム「坊所鍋島家文書(ぼうじょなべしまけもんじょ)を読みなおす─成立期の佐賀藩と江戸幕府─」の参加者を募集します
佐賀県立図書館は、令和4年度から、東京大学史料編纂所や県内の研究者などと共に「坊所鍋島家文書研究会」を結成し、
館蔵の歴史資料を素材とする共同研究を実施しています。その活動の中間報告として、佐賀藩成立期をテーマとする歴史シンポジウムを下記のとおり開催します。
たくさんの御応募をお待ちしております。
記
1 日 時 令和5年11月11日(土曜日)13時~16時(12時30分開場)
2 会 場 ホテルニューオータニ佐賀(佐賀市与賀町1-2)
3 報告者及び演題
(1) 基調報告
小宮木代良(こみやきよら)(東京大学史料編纂所教授) 「坊所鍋島家文書研究の意義」
(2) 個別報告
1.及川亘(おいかわわたる)(東京大学史料編纂所准教授) 「鍋島勝茂の佐賀藩継承」
2.田久保佳寛(たくぼよしひろ)(小城市教育委員会) 「初代小城藩主鍋島元茂の江戸詰め」
3.伊藤昭弘(いとうあきひろ)(佐賀大学地域学歴史文化研究センター長) 「鍋島勝茂の鷹狩」
4 参 加 費 無 料
5 参加定員 100名 (事前申込みが必要、応募多数の場合は抽選)
6 参加申し込み要領
(1)申し込み期間 令和5年9月15日(金曜日)~10月15日(日曜日)
(2)申し込み方法 ウェブフォームまたは往復はがきによる申し込み
1.ウェブフォーム (9月15日公開)
右の二次元コードまたは下記のURLからフォームに入力してください。
URL https://logoform.jp/form/jbBd/286776
2.往復はがき
往信はがきの宛名面に下記の申し込み先を、往信はがきの裏面に参加希望者(1通につき1名)の氏名・郵便番号・住所・電話番号を書いて郵送してください。
〈申し込み先〉
〒840-0041 佐賀市城内2丁目1-41 佐賀県立図書館 郷土資料課
※郵送の場合は当日消印有効。
3.参加決定 10月末日までに応募者全員に参加の可否をメールまたは郵送で通知します。
7 主 催 佐賀県立図書館・東京大学史料編纂所
8 共 催
・科学研究費補助金基盤研究(C)(一般)研究課題「近世初期大名発給無年号文書群の研究資源化-佐賀藩家臣坊所鍋島家史料を対象として-」(研究代表者 小宮木代良)
・東京大学史料編纂所共同利用・共同研究拠点特定共同研究「近世大名家臣家史料の『読み直し』と研究資源化」(研究代表者 小宮木代良)
9 後 援 佐賀大学地域学歴史文化研究センター
10 問い合わせ先 佐賀県立図書館 郷土資料課 TEL0952-24-2900
〔参考〕 坊所鍋島家とは
佐賀藩の上級家臣(家老格)。鍋島直茂(なおしげ)のいとこにあたる鍋島周防守清虎(すおうのかみきよとら)を祖とし、清虎の子道虎(みちとら)(生三(しょうさん)、天文22[1553]~寛永6[1629])が三根郡坊所(現・上峰町)を中心とする旧族姉川氏の遺領を継いだため鍋島周防家・姉川家ともいう。
鍋島道虎は、母方をたどれば直茂のいとこにもあたる。出家していたが、直茂が補佐役を探していた時に推挙されて出仕したという。領内の検地や財政運用など重要案件に携わり、龍造寺高房(りゅうぞうじたかふさ)の死後、鍋島勝茂(かつしげ)が名実共に佐賀藩主となった後は藩政の中枢に参画した。
そのため坊所鍋島家資料(佐賀県立図書館所蔵、総数約4000件)には、佐賀藩成立期の内情を物語る、直茂や勝茂が道虎に宛てて出した書状などが数多く残っている。
添付資料