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第19回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

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第19回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました

9月20日(水曜日)に第19回佐賀県豚熱対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。(YouTube動画)


会議資料

 

会議内容

要約版はこちらを御覧ください。


○司会

 それでは、時間になりましたので、第19回佐賀県豚熱対策本部会議を始めます。

 それでは、山田部長お願いします。

○農林水産部長

 それでは、2例目の発生農場での防疫作業を進めていたわけですけれども、本日21時に2例目の発生農場での防疫措置が完了したとの報告を受けましたので、これまでの経過につきましてご報告をさせていただきます。

 2例目の発生農場、最終的には1万364頭を殺処分いたしました。防疫措置の開始は8月31日20時で、殺処分が9月8日の10時20分に完了して、その後、農場内の消毒、汚染物品の処理、それから、埋却処分、覆土の作業をしておりまして、本日21時に完了をしております。

 これが1例目と2例目の対応状況でございます。

 1例目の患畜決定、殺処分開始を0時といたしますと、1例目の防疫措置の完了、封じ込めの完了まで67時間かかっております。

 2例目につきましては、1例目の防疫作業の実施中に患畜決定の連絡がありました。8月31日20時から殺処分を開始しております。ここを0時といたしますと、本日21時で481時間で防疫措置を完了しております。約20日と1時間かかったところでございます。

 本日20時現在で1例目、2例目合わせまして、延べ1万2,371名の動員の方が現地で作業に当たっていただいております。

 県職員が7,400名、自衛隊1,400名、これは延べ人数でございます。1日に2交代とか3交代とかやりますので、延べ人数でカウントしております。建設業関係で2,123人、あと多くの方々にご協力をいただいております。

 これが先ほどの現地で作業をしていただいた方々のそれぞれの所属の作業内容、支援内容でございます。自衛隊、それから佐賀県建設業協会、唐津防災対策協議会、佐賀県バス・タクシー協会、佐賀県トラック協会、JAグループ佐賀、佐賀県森林組合連合会、ほっともっと、JAグループ佐賀、セブンイレブン、佐賀県警、唐津市、それから、武雄市、太良町につきましても消毒ポイントでの作業のお手伝いをしていただいております。

 それから、農林水産省でございます。本当に多くの方々の御協力、御支援で防疫措置を完了することができました。この場をお借りしまして、厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 これが他県からの獣医師の派遣です。これは人数につきましては変わっておりません。35都道府県、62名、それから、FAMICさん、それから、動物検疫所さんからも支援をいただいております。各都道府県の内容につきましてはこのとおりでございます。

 これが作業状況の写真をご紹介いたします。これは殺処分した後の作業状況でございます。まず、畜舎内を清掃いたします。こういったすのこのところにふんがこびりついておりますので、これを一つ一つ手作業で剥がしているという状況でございます。これが18棟ございます。人海戦術でやっております。

 これが先ほどの清掃後の写真です。こういったきれいにした後に、今後、全体を消毒していくという作業工程で進めております。

 防疫措置の中で、餌が農場内に残っております。これも全て取り出して埋却処分ということになります。これは餌のタンクから餌を抜き取っている状況でございます。

 ここが埋却地の写真です。いろんな汚染物品と殺処分した豚等を埋却している埋却地ですけれども、埋却した後、盛土をしまして、その上に消石灰を散布している状況でございます。 これが本日の写真です。埋却溝の上にブルーシートで覆いまして、雨水が中に入らないような対策まで講じているところでございます。

 これまでが2例目の全ての 防疫措置完了の報告をさせていただきましたけれども、その後の流につきまして、少し説明をさせていただきます。本日、1例目、2例目、全ての防疫措置が完了いたしました。で、この後、新たな発生がなければ、防疫措置完了後、17日を空けた時点で清浄性確認検査という検査を行います。これは対象は3キロメートル圏内の養豚農家に対して、清浄性確認検査を行います。

 1つスライドを進めていただけませんでしょうか。

 清浄性確認検査でございますけれども、目視による臨床検査、それから、血液検査、白血球数等を確認いたします。それから、豚熱ウイルスの有無を検査する遺伝子検査等を行いまして、ここで検査期間が数日かかります。その結果、陰性を確認できれば、3キロから10キロメートル圏内の搬出制限区域が解除になります。この後、また新たな発生がなければ、防疫措置完了後、28日を経過した後に移動制限区域3キロメートル以内の解除ということになります。順調にいきますと、10月19日の0時に解除になる予定になっております。

 あくまでもここは目安でございますので、検査結果によって変わってまいります。

 消毒ポイントでございます。消毒ポイントにつきましては、現在、まだ継続をしております。畜産関係車両で6か所、一般車両で4か所の消毒ポイントを設けまして、蔓延防止のための消毒を行っているところでございます。

 滲出液の対応状況でございます。

 現在、集積ます、集積タンクを設置しまして、ここに集めた水を回収して産廃処分場で今、処分をしております。今後は、現在、大型の貯水槽、貯水プールを隣接地に設置することで、現在準備を進めているところでございます。

 最後になりますけれども、野生イノシシウイルスの感染確認の結果をご報告いたします。

 県内の野生イノシシの豚熱ウイルスの感染状況をモニタリングするもので、豚熱発生前は年間約300検体、300頭を検査する計画で今年度行っておりました。しかしながら、今回の豚熱の発生を受けまして、発生地周辺の捕獲イノシシの検査を強化することで、目標が230検体追加をして、検査をすることとしております。

 4月から検査をおりまして、豚熱発生後と書いておりますけれども、全体の検体数70検体、うち発生地周辺で41検体やっております。4月からの合計で全体が193、発生地周辺で54の検査をやっておりまして、現在までのところ、全て陰性を確認しております。

 発生地のイノシシにつきましては、猟友会とかのご協力によりまして、捕獲を強化していきたいということで考えております。

 発生農場につきましては、本日防疫措置を完了しておりますけれども、まだ、後片付け等、若干残っております。今後とも、蔓延防止を図るため、消毒の徹底等につきまして、発生農場を含む県内養豚農家に対して消毒の徹底等の呼びかけを行っていきたいと思っております。

 説明は以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 あとは、対策部から共有ありましたらお願いします。

○県土整備部長

 県土整備部でございます。私のほうから消毒ポイントの運用状況をご説明します。

 このシートにありますように、ご覧のとおり畜産関係車は6か所、一般車両4か所になっております。このうち、畜産関係の車両の運用状況でございますけれども、8月31日から今日まで、今日の19時現在で、トータルで2,399台の畜産車両が消毒ポイントを利用されております。日平均おしなべていきますと100台前後なんですけれども、平日は大体130台から160台の間を推移されているというところでございます。

 それと、あとは消毒時間の運用状況と体制の変更でございます。

 消毒ポイントのうち、多久インターのところと武雄市の若木公民館の消毒ポイントにつきましては、これまで24時間運用でしたけれども、利用状況に応じまして、14時間、朝の5時から夜の19時までという形で運用時間を見直しております。それ以外のところは24時間体制でございます。

 また、消毒台数の実績によりまして、動員人数を減らすとともに、建設業者さんの負担軽減のために体制を見直しております。また、市町さんからも応援をいただいております。

 詳しく言いますと、これまで、全体で1クルー29名体制でしたのを24名に見直しております。その中の建設業者さんの動員を21名から9名まで、12名を減らして負担軽減を図っているというところでございます。

 補足説明は以上でございます。

○司会

 他ありましたらお願いします。よろしいでしょうか。

 それでは最後に、南里防災監からお願いします。

○南里防災監

 皆さん大変お疲れさまでございます。ただいま報告がございましたように、本日の21時、2例目の発生農場の防疫措置が完了いたしました。1例目の発生から述べ1万2,371名の方に作業を行っていただきました。非常に厳しい作業環境の中で防疫作業に当たっていただきました。自衛隊、建設業協会、唐津防災対策協議会、JAグループ、バス・タクシー協会、トラック協会、森林組合連合会、関係行政機関など、全ての皆様に改めて御礼と感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 発生農場の防疫措置は完了いたしましたけれども、消毒ポイントや滲出への対応は当面続きます。関係の皆様には引き続きご苦労をおかけすることになりますけれども、よろしく対応をお願いしたいと思います。

 そして、昨日よりワクチンの接種を打っていただくということを始めています。ただ、ワクチンを打てば万全ということではございません。養豚農家の皆様におかれましては、引き続き消毒の徹底と、何か異変があったときは直ちに県に連絡をしていただきたいというふうにお願いを申し上げたいと思います。

 皆様のおかげをもちまして、今日、一つの大きな節目を迎えることができました。改めて全ての関係の皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 そして、今日、そういう節目ということでございますけれども、先ほど申し上げましたように、引き続きの作業というのもありますので、また、安全を第一に対応をしていただきたいと思います。大変お疲れさまでした。そしてまた、よろしくお願いいたします。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、第19回会議、以上をもちまして終了いたします。お疲れさまでした。



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