海産物の電話勧誘トラブルに関する相談が、全国の消費生活センター等に寄せられています。
北海道警察本部では悪質業者の摘発を強化しており、今年6月には特定商取引法違反の疑いで札幌市内の会社役員らを逮捕しています。この事件では、消費者に「北海道内の水産業者」を名乗って電話をかけてきて、「北海道産の海産物」と言って、価格に見合わない海外産などの海産物を販売していました。
直近では、一部の国・地域による日本産の海産物の輸入規制強化等に関連した勧誘トーク(困っているので支援してほしい など)も見られます。
カニなどの海産物の購入機会が増える年末にかけて、こうしたトラブルが増加する可能性がありますので、特に注意してください。
【相談事例】
・〝過去に利用したことがある″という海産物店から、カニが安くなると勧誘の電話があり承諾した。不審なので解約したい。
・海産物販売業者から電話があり、「閉店するので安値で売るから海産物を購入してほしい」と言われて応じたが、クーリング・オフしたい。
・突然知らない業者から電話でカニ等を勧められ、一旦は了承したが結局断った。申込書面が届いたが、どうしたらよいか。
【アドバイス】
・電話で勧誘を受けた際、少しでもおかしいと感じたら、きっぱりと断りましょう。
・電話勧誘で契約をしたときは、クーリング・オフができます。
・断ったのに一方的に商品が届いても受け取りを拒否し、代金を支払わないようにしましょう。
・不安な時、トラブルになった時は、消費生活センターや警察等に相談しましょう。
※消費者ホットライン:「188番」
※警察相談専用電話:「#9110番」
◆詳細はこちらをご覧ください。