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第2回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました

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第2回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました

令和5年11月25日(土曜日)に第2回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/live/c2u7laBMbIs?si=7xJCer93MZtfmADX


要約版はこちらからご覧ください。


 

会議資料


 

会議内容

○司会

 それでは、時間になりましたので、第2回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を始めます。

 まず最初に、山田部長から現在の状況についてお願いいたします。

○農林水産部長

 それでは、私のほうから、現在の対応状況につきましてご説明いたします。

 まず、発生地、第1回対策本部会議のときもご報告しましたけれども、昨日の15時45分に通報がございました。鹿島市の重ノ木、飼養羽数4万羽の採卵鶏の養鶏農家でございます。

 現地での簡易検査については、13羽中2羽、陽性が出ております。その後、検体を中部家畜保健衛生所に持ち込んで第2回目の簡易検査を行いました。これにつきましては、13羽中5羽が陽性ということで、佐賀県鳥インフルエンザ対策本部を設置したところでございます。

 第1回対策本部会議以降の対応状況でございます。

 遺伝子検査につきましては、2種類、遺伝子検査をしております。中部家畜保健衛生所の検査室のほうで遺伝子検査を行いまして、1つはリアルタイムPCR検査ということで、これについてはH5亜型と判定できる鳥インフルエンザウイルスの遺伝子を検出したところでございます。また、遺伝子検査の2種類目、これはコンベンショナルPCR検査といいますけれども、これでもH5亜型と判定できるウイルスの遺伝子を検出しております。この検査結果を農林水産省に報告して判定を依頼しまして、疑似患畜の決定の連絡を受け、本日、9時から殺処分等の防疫措置を開始していきたいと考えております。

 疑似患畜決定に伴いまして、制限区域を設定しております。3キロ以内につきましては、農家から卵、鶏を移動することを禁止する移動制限区域、また、3キロから10キロにつきましては、この範囲以外に卵、鶏を持ち出すことを制限する搬出制限区域ということで、リストを作成いたしました。

 3キロメートルの範囲内、これが10キロメートルの範囲内でございます。移動制限区域内の3キロメートルにつきましては、発生農場以外に農家はございませんでした。搬出制限区域内の農場につきましては、12農場がありまして、ここには既に連絡を済ませております。移動制限をするように、自粛をするように、昨夜から連絡をしております。

 現在、これから防疫作業を開始するわけですけれども、殺処分につきましては県庁職員72名、昨夜から動員をいたしまして、今準備作業を行っているところでございます。鹿島市さんが7名、JAさんも3名、建設業協会も8名、合計、今、現地の農場には90名待機、準備をしているところでございます。あと、現地対策本部、サポートセンター等で、今現在184名という動員者数でございます。

 次に、養鶏農家への周知、注意喚起でございますけれども、県内の全ての養鶏農家に連絡をいたしまして、消毒の徹底等を依頼するようにしております。これは現在実施中でございます。

 また、家畜伝染病予防法による知事の消毒命令を発出したいと考えております。これは県内における高病原性鳥インフルエンザの蔓延防止のため、県下全域の家きんの飼養農場に対して発出をしてまいります。

 期間につきましては、来年の1月31日までということで一つの区切りをさせていただいております。

 また、県内全ての養鶏農家に消石灰を配布してまいります。本日から配布を開始するようにしておりまして、できるだけ速やかに各養鶏農家に配送するように今準備を進めているところでございます。

 また、消毒ポイントを今回も設置をいたします。今、調整中でございますけれども、県内の6カ所を予定しております。畜産、一般車両の消毒ポイントが4カ所、一般車両のみの消毒ポイントが2カ所、これにつきましては、決定し次第ご連絡をしていきたいと思っております。

 県民の皆様方からの相談窓口でございます。本日から鳥インフルエンザ相談コールセンターの設置をいたします。今日と明日は9時から22時まで、その後の平日は9時から5時までということで運用を図っていきたいと思います。

 この写真がけさの状況でございます。これは農場の入り口の写真です。石灰をまいて消毒をしております。

 これが一部中の状況でございますけれども、採卵鶏ということで、ケージに鶏が1羽ずつ入っています。これが卵ですね。このケージから鶏を出して処分をしていくということになりますので、今回は鶏と卵ということで処分対象は広がっているというか、卵も処分しなきゃいけないということになっております。

 私からの説明は以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、引き続き現地対策本部、南里防災監から現地の状況についてよろしくお願いします。

○南里防災監

 現地対策本部です。現地対策本部の現状でございますが、昨夜から準備についておりまして、今現在、25人1チームの3班体制で今、農場のほうで既に待機に入っています。指示があり次第作業に着手することとしています。

 それから、今日の処分の方法については、基本的には焼却処分ということで今後対応してまいりたいと思いますが、そこは状況の変化等も想定されますので、随時そこはオペレーションを幾つか持ちながら柔軟に対応していきたいというふうに考えています。

 状況は以上でございます。

○知事

 南里さん、今回焼却は初めてになるね。

○南里防災監

 そうです。

○知事

 だから、そこがうまくいくかどうかというところをよく注視して、埋却も合わせてバリエーションの幅を持たせながら現場で対応するということでいいですか。

○南里防災監

 はい、承知しました。

○知事

 よろしくお願いします。

○南里防災監

 了解です。

○司会

 それでは、現地対策本部のほうには松尾市長にもおいでいただいていますので、松尾市長のほうからもよろしくお願いいたします。

○松尾市長

 現場の近く、鹿島港湾は今、漁協の冷凍網の入港が始まっていまして、そちらとの調整も今やっているところでございます。あと、地元との説明会も今日、今現在行われておりまして、そういうことで、地元については我々のほうがしっかりサポートをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、これまでに報告、状況について御説明いただいた中で、各対策部から補足、もしくは改めて報告することがあればお願いいたします。随時発言をお願いします。

○県土整備部長

 消毒ポイント班でございます。現在、感染拡大防止に向けて消毒ポイントの設置作業、準備を進めております。畜産車両ですとか一般車両の交通の状況、交通量の状況などを勘案して設置箇所の選定作業を行っております。

 先ほど報告がありましたが、設置箇所は畜産車両、一般車両の両方を対象とした箇所を4か所、一般車両のみを対象とした消毒ポイントが2か所、計6か所を予定しております。早朝から設置箇所の現地確認、そして、土地をお借りするところはその関係者との調整、そして、消毒に必要となる資材の搬入など、消毒開始に向けた準備を進めております。早急な作業に向けて、引き続き建設業協会の方々の協力を得ながら対策をしてまいります。

 以上です。

○健康福祉部長

 午前3時からサポートセンターで健康管理班の立ち上げ準備を開始しております。現在、健康管理班28名で、例えば防護服の脱着指導ですとか、救護担当ということで保健師等を派遣をしているという状況です。

 なお、保健師につきましては、鹿島市から1名派遣をいただいておりますし、サポートセンター全体の運営につきましても、保健師以外に9名ということで御支援をいただいているところでございます。

 このほか、現在のところ体調不良者はなしという報告を受けています。

 また、業務終了後は、心の電話相談ということで、こういうチラシ(資料を示す)を配布して、精神面で何かあればすぐ相談をするようにということで声かけをするようにしております。

 健康管理班は以上でございます。

○県民環境部長

 消費生活班です。まず、感染した鶏肉、鶏卵が市場に流通して店頭に並ぶということはございませんので、県民の皆様におかれましては、店頭に置かれているものは安心して御購入いただきたいと思います。

 その上でですけれども、本日から県内のスーパー等を巡回しまして、風評被害につながるようなおそれのある表示、例えば、佐賀県産であるのに佐賀県産ではありませんとか、当店では鳥インフルエンザが発生している佐賀県産は扱っていませんとか、そういった不適正表示がなされていないかということについて監視活動を行うこととしております。

 また、来週からでございますけれども、週1回、県内のスーパーを担当者が訪問いたしまして、鶏肉、鶏卵の価格の動向でありますとか、売れ行きについてヒアリング調査をすることとしております。

 消費生活班からは以上でございます。

○警察本部長

 警察でございますが、先ほど消毒ポイントのお話が出ましたけれども、この箇所が決まり次第、本部とその関係する警察署による流動警戒ということで24時間対応できるように準備を整えております。

 以上です。

○司会

 ほか、ありますでしょうか。お願いいたします。

○落合副知事

 南里防災監、殺処分をする農場の作業環境というのはどんな状態でしょうか、今回。

○南里防災監

 昨年の鳥に比べれば、かなり作業はやりやすい環境だと思います。

 それから、豚とかにも比べて、道が狭いとか、何か遠いとか、そういうのがありませんので、比較的にスムーズに行くんじゃないかというふうに思っています。

 以上です。

○落合副知事

 ありがとうございました。

○司会

 それでは、今日から作業というふうなことなんですけれども、現地のほうの気象状況について、本日、気象台からも来ていただいていますので、気象台のほうから状況について説明をお願いします。

○佐賀地方気象台

 佐賀地方気象台です。明日にかけての天気の見通しについて説明させていただきます。

 左のほうに天気図を表示しておりますけれども、明日にかけては冬型が次第に緩んで、明日にかけて高気圧に覆われる予想となっております。

 天気のほうは、明日にかけて雲が多少広がる程度でおおむね晴れを予想しております。

 気温のほうは、今日の日中は十四、五度程度、12月程度の寒さの予想です。

 明日につきましては、天気は引き続き晴れですが、風が弱く晴れの天気となりますので、明日朝も冷え込む見込みです。最低気温は、鹿島市では1度から2度ぐらいの間で、霜が下りるような冷え込む天気を予想しております。

 明日日中に関しては、今日よりも穏やかな天気ですので、風も弱く晴れて、最高気温のほうは今日より2度程度上がって十六、七度ぐらいを予想しております。

 それから、資料にございませんが、風のほうは、今日は北から北東の風が日中五、六メートル程度ありますが、夜から朝にかけて風は弱く、風速も5メートル以下となる見込みです。

 注意報としては、明日の明け方、霜注意報が見込まれる程度で、その他、強風注意報など、その他の注意報については今のところ見込んでおりません。

 気象台からは以上です。

○司会

 ありがとうございます。天候はいいけれども、冷え込むというふうなことでございますので、各対策部のほうからは動員等でご協力いただいたかと思いますけれども、寒さ対策をしっかりしていただくように声かけのほうをよろしくお願いしたいと思います。

 ほか何かあればお願いします。

○知事

 サポートセンターは、暖房しとるんだよな。

○司会

 サポートセンターには暖房器具を置いていただいています。

○司会

 ありがとうございます。

 ほかなければ、最後に知事からお願いいたします。

○知事

 るる説明をいただきました。疑似患畜決定の連絡によりまして、本日9時をもちまして、殺処分を開始することといたします。

 今シーズンにおいては全国で初めて、家禽では初めてのケースということですので、気を引き締めていきたいと思います。

 そして、佐賀県はこれまで鳥インフル、3回ありましたけれども、1回で封じ込めに成功してきたわけだから、今回も蔓延防止、次を出さないために、何よりも発生農場からウイルスを出さないというこの初動が大事だというふうに思います。

 そして、先ほど話に出ましたけれども、今回は焼却による対応というものを組み合わせるということでありますので、初めてとなりますので、そういったところ、現場の状況に応じて埋却も取り入れることもあろうかと思いますけれども、そこを臨機応変に対応していきたいと思います。

 そして、もう県職員、防疫職員も活動を開始する準備ができていますけれども、その職員を初め、建設業協会とかJAさんとか、関係団体の皆さんにおかれては豚熱に引き続きまたご苦労をかけます。本当に献身的な努力に改めて感謝申し上げたいと思います。

 非常に寒い折でもありますので、協力して取り組んでいただきたいと思います。

 なお、今回4万羽ということでありますので、自衛隊の災害派遣要請は行わない予定であります。

 そして、この養鶏農家においてですが、ウイルスを農場に侵入させないことが重要ということでありますので、今回、先ほど説明がありました全養鶏農家に対しまして、消毒命令を出させていただきたいと思います。そして、消毒用の消石灰を緊急配布することにしました。ぜひ養鶏農家の皆さんにおかれましては防疫体制を強化して、特に何らか異常があった場合には早期の通報をお願いしたいと思います。

 そして、県民の皆さんにおかれては、鳥インフルも大分佐賀県においても4回目ということで、ここのところ、風評被害もほとんどない状況で、冷静に対応いただいております。今回も同じように冷静に対応していただきたいと思います。

 改めてでございますけれども、寒い中、現場の皆さんの努力ということが何よりも大切です。何とか今までの経験則上でいいますと、本日のうちにはおおよそのめどが立つように、みんなで頑張って協力して取り組んでいきたいと思います。本日はよろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、以上をもちまして第2回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を終了いたします。

 第3回の対策本部会議については、今日午後を考えておりますが、時間等につきましてはまた別途ご連絡差し上げたいと思います。お疲れさまでした。

 

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