令和6年9月27日 健康福祉政策課 感染症対策担当 担当者 山口 内線 3522 直通 0952-25-7067 E-mail kenkoufukushiseisaku@pref.saga.lg.jp |
10月1日から今シーズンのインフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症の定期予防接種が始まります
インフルエンザは、例年11月頃から患者が増え始め、12月から3月頃にかけて流行します。流行前に予防接種を受けることで、発症予防もしくは重症化予防の効果が期待できます。インフルエンザワクチンの効果は、接種の2~3週間後から約5か月間続くと言われています。接種を希望される場合は、早めに接種するようにしましょう。
また、新型コロナウイルス感染症は、発症者の多くが軽症ですが、一部は呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈し、高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、重症化する可能性が高くなります。新型コロナワクチンの接種についても、下記を参考にご検討いただきますようお願いします。
記
1 インフルエンザワクチンの接種について
(1)今シーズンのワクチン
4つの型のウイルスが一つのワクチンに含まれており、A型2株とB型2株の4つのワクチン株が混合されています。
(2)接種費用
ア 一般の方
負担していただく接種費用は医療機関毎に異なりますので、事前に医療機関にお問い合わせください。
イ 高齢者等
接種費用の一部が助成されます。市町によって助成金額が異なりますので、詳しくは、お住まいの市町の保健担当課にお問い合わせください。
〇 対象者:(ア)65歳以上の方
(イ)60~64歳で心臓、腎臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方。身体障害者手帳1級程度の方。
※(イ)に該当される方は、受診時に身体障害者手帳等の提示が必要な場合があります。提示する証明書等についてはお住まいの市町によって異なりますので、詳しくは市町の保健担当課へお問い合わせください。
〇 助成期間:令和6年10月1日から令和7年1月末日まで
(3)接種回数
13歳未満の方は2回、それ以外の方は原則1回
(4)ワクチンの効果
インフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低減させ、インフルエンザにかかった場合の重症化防止にも有効とされています。
また、その効果は、接種の2~3週間後から約5か月間続くと言われています。
(5)接種に当たっての留意点
○ かかりつけ医とよく御相談の上、予防接種を受けてください。
○ 副反応として、接種部位の腫れや痛み、発熱、頭痛、倦怠感等の症状がありますが、通常2~3日で治ります。
○ ごくまれにですが、強いけいれんや意識障害等の重篤な症状を引き起こす可能性もあります。
○ 接種後30分は医療機関内で安静にし、接種後24時間は激しい運動や大量飲酒は避け、体調の変化に御注意ください。
〇 ワクチンを接種したからといってインフルエンザにかからないわけではありませんが、重症化の予防効果が期待されます。
2 新型コロナワクチンの接種について
新型コロナワクチン接種の全額公費による接種は令和6年3月末で終了し、令和6年度からは秋冬に、65歳以上の方などを対象に自治体による定期接種が始まります。
(1)今シーズンのワクチン
国が定めたJN.1系統株に対応する新型コロナワクチン
医療機関によって使用するワクチンが異なりますので、ご希望のワクチンがある場合は、接種前に医療機関へお問い合わせください。
〇使用が予定されているワクチン
1.ファイザー【コミナティ筋注】
2.モデルナ【スパイクバックス筋注】
3.武田薬品(ノババックス)【ヌバキソビッド筋注】
4.第一三共【ダイチロナ筋注】
5.Meiji Seikaファルマ【コスタイベ筋注】
(2)接種費用
ア 一般の方
負担していただく接種費用は医療機関毎に異なりますので、事前に医療機関にお問い合わせください。
イ 高齢者等
接種費用の一部が助成されます。市町によって助成金額が異なりますので、詳しくは、お住まいの市町の保健担当課にお問い合わせください。
〇 対象者:(ア)65歳以上の方
(イ)60~64歳で心臓、腎臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方。身体障害者手帳1級程度の方。
※(イ)に該当される方は、受診時に身体障害者手帳等の提示が必要な場合があります。提示する証明書等についてはお住まいの市町によって異なりますので、詳しくは市町の保健担当課へお問い合わせください。
〇 助成期間:令和6年10 月1日から令和7年3月末日まで
(3)接種回数
毎年度1回
(4)ワクチンの効果
有効性や安全性が確認された上で薬事承認されており、さらに、国内外で実施された研究などにより、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡等の重症化等を予防する重症化予防効果が認められたと報告されています。
(5)接種に当たっての留意点
○ かかりつけ医とよく御相談の上、予防接種を受けてください。
○ 副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。現時点で重大な懸念は認められないとされています。
○ 接種を受ける前に、接種によって得られる効果と副反応などのリスクを比較したうえで、ご本人の意思に基づき接種を判断してください。
○ 接種後30分は医療機関内で安静にし、接種後24時間は激しい運動や大量飲酒は避け、体調の変化に御注意ください。
○ ワクチンを接種したからといって新型コロナウイルス感染症にかからないわけではありませんが、重症化の予防効果が期待されます。
3 接種できる医療機関について
〇 内科、小児科、呼吸器科などで接種できます。
〇 高齢者等のインフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症の予防接種について、接種できる医療機関を佐賀県のホームページに掲載しています。なるべく、被接種者の健康状況をよく知るかかりつけの医療機関で接種するようにしましょう。
※佐賀県ホームページ
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00350729/index.html
〇 ワクチンの供給状況等により、すぐに接種を受けることができない可能性がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。