打上小学校では、農作業の苦労や収穫の喜びについて学ぶことを目的とし、20年ほど前から米づくり体験に取り組んでおり、2年前から収穫した稲わらを使ってしめ縄づくり体験を行っています。今回は、前回の農業用水利施設の見学とさつまいも収穫体験に続いて、しめ縄づくりに挑戦しました。
本取組は、佐賀県ふるさと「さが」水と土探検支援事業を活用し、子供たちに身近にある農業水利施設の見学や農業体験を通じて、その役割や歴史を学び、地域環境に対する理解やふるさとへの愛着を深めてもらうことを目的として行っています。
開催当日は、唐津市立打上小学校の4、5年生計26名がしめ縄づくりに挑戦しました。初めに、鎮西町の道の駅(桃山天下市)で漬物や味噌、しめ縄を販売されている「初美の会」の方から、しめ縄を作る意義やしめ縄の作り方について説明をしていただいた後、3人1組でしめ縄づくりを行いました。しめ縄づくりを初めて体験する児童が多く、最初は、縄の綯(な)い方に戸惑う様子が見受けられましたが、初美の会の方からの丁寧な指導を受けるにつれ、引き締まって見栄えの良い縄を綯うことができました。その後は、きらびやかな扇や日本国旗、小みかんや松ぼっくりなどを思い思い飾り付け、唯一無二のしめ縄を作ることができ、児童の表情は達成感で満ちあふれていました。
しめ縄づくり体験が終わると、児童たちからは、「去年よりも強い力でうまく巻けていいしめ縄になった」「昨年とは一味違うしめ縄づくりができた」「班の人と協力して上手に作れてとても嬉しかった」「来年はもっとうまく作りたい」など、明るい感想が聞かれました。今後もふるさとや農業への関心を深めてもらえるような取組を継続していきたいと思います。
【実施概要】
事業名:ふるさと「さが」水と土探検支援事業
日 時:令和6年12月9日(月曜日) 13時30分~15時30分
内 容:しめ縄づくり体験
対象者:打上小学校 4、5年生 26名 職員数名
対応者:石室地区代表 野崎 英信 氏
古舘 初美 氏
山口 幸子 氏
坂本 重喜 氏
鎮西市民センター産業・教育課 2名
唐津農林事務所 2名
23分27秒~26分24秒
<参考>