竜門ダム（昭和51年3月竣工）Ryumon Dam
計画説明
有田川水系では、昭和42年の出水で、流域は壊滅的な洪水災害に見舞われました。
このため県では、有田川水系の洪水対策について有田川をはじめとした河川改修の実施と併せて、上流域にダムを建設し洪水被害の軽減を図ることにしました。
また、有田川流域は、保水力の乏しい地形地質であり、水事情が厳しいため、流域住民は、古来から度々渇水に悩まされていました。
このようなことから、県では、洪水調節、既得取水の安定化、河川環境の保全等、および伊万里市、有田町水道の水源確保を図るために、有田川水系の広瀬川上流部に、多目的ダムとして、竜門ダムを建設しました。
事業概要
- 事業主体：佐賀県
- 水系名：二級水系有田川
- 河川名：広瀬川
- 位置：佐賀県西松浦郡有田町
- 型式：重力式コンクリートダム
- ダム概要：
- 堤高：42.2m
- 堤頂長：150.0m
- 堤体積：59,000m3
- 集水面積：3.2km2
- 総貯水容量：2,350,000m3
- 有効貯水容量：2,220,000m3
- 工期：昭和43年度～昭和50年度
- 総事業費：1,959,000,000円
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