【佐賀城公園(佐賀県立)の概要】
佐賀城公園は、県都佐賀市の中央部に位置し三方を濠に囲まれ、水面に映える楠と柳の緑は、佐賀の代表的な
景観となっています。
計画面積は約33ヘクタールで第一期工事は昭和36年から事業に着手し、昭和41年に整備を完了しました。第
二期工事は昭和43年に事業に着手し、平成5年度から「歴史の森」地区の整備を進めています。
園内には、博物館、美術館、図書館、体育館、佐賀城本丸歴史館(平成16年8月開館)等の文化施設が点在し、
この周囲には広い園路が配置され、県民の憩いの場として親しまれています。
また、佐賀城跡を取り囲むように大きな濠が巡らされており、コイ・ガチョウ・アヒルが県民の目を楽しませ、
この周囲の周回園路は、老若男女の散策路、あるいはコミュニケーションの場として利用されています。
また、平成18年度には、都市公園法施行50周年等記念事業において「日本の歴史公園100選」の一つに選ばれ
ています。
【整備状況】
現在、県では「佐賀城公園まち構想」において、東城内地区(佐賀城本丸歴史館周辺)を「歴史の森」地区と
して位置づけ、佐賀城本丸歴史館周辺の土塁、櫓台、駐車場、トイレ等を整備し、地区全体の早期完成を目指し
て整備を進めています。
また、平成19年3月に「佐賀城下再生百年構想」を策定しており、孫の世代まで受け継げる品格ある佐賀城下
の再生を目標に住民と行政の協働のまちづくりを進めています。
平成22年度から、現在埋め立てられて消失している東濠の復元工事を行っています。
ほかにも、平成29年度は、県立図書館南側広場と県立博物館北側広場のリノベーション(再編集)を行いま
した。子どもが走り回れる芝生広場や木陰でくつろぐことができる木陰デッキ、誰もが利用しやすいような動
線・視線のバリアフリー化を行いました。
県立図書館南側広場は「こころざしのもり」と名づけ、平成30年1月~平成31年3月まで開催された肥前さが
幕末維新博覧会やイベント等でも利用されています。