帰還者ニ支給(交換)用被服譲渡方ノ件依頼 (昭和20年11月27日) 長崎上陸支局長から佐賀県知事宛に出された依頼書です。 長崎県は戦災者が多かったため物資不足も深刻でした。南方からの引揚者は、夏用の被服のまま上陸し、他に着替えも持っていないと予想されるため佐賀県が持っている被服で余裕がある分を譲渡してほしいと書かれています。 | 砲弾払下申請 (昭和21年9月3日) 県から佐賀軍政部宛に砲弾払下の申請を行った時の起案書類です(写真左)。生活必需品を生産するため、旧軍需工場にある砲弾類の使用許可願いをしています。この時申請したロケット弾体273個、同弾頭3,197個等が翌年6月3日付で占領軍から返還されました(写真右)。 |