県営厚生寮協楽園平面図 (昭和39年3月16日) 昭和22年5月、元歩兵第55連隊兵舎(佐賀郡高木瀬村)を改修し、引揚者・戦災者等のための住宅「県営厚生寮協楽園」が設置されました。 当時、県内にはこのような引揚者のための厚生寮が他に10ヶ所あり、協楽園は2,400人以上を収容した最大規模のものでした。昭和24年5月には、園内に高木瀬小学校の分校が開校し、翌年4月協楽園小学校として独立しました。 | 協楽園内の風景 (昭和41年)
住宅は旧兵舎を改修して作られたため、恒久的な使用に耐えうるものではなく、トイレや洗い場も共同利用でした。 社会・経済の安定とともに入居者は徐々に転出し、残っていた入居者も昭和41年から3年計画で、新設の住宅団地へ移転しました。 |