Saga Prefectural Government Archives
企画展示「100年前の佐賀の名品名所―明治の行幸資料から―」
概要
今から約100年前の明治44年11月、久留米・鳥栖周辺で陸軍の特別大演習(軍事演習)が行われました。
大演習のため行幸された明治天皇にお見せするものとして、佐賀県は物産品や県の概要・名所旧跡等をご紹介する品々を用意しました。
当館が所蔵する行幸関係資料から、100年前の佐賀の名品名所に関する展示を行いました。【展示期間:平成25年10月9日~平成26年1月13日】
主な展示資料紹介
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陳列品目録 (明治44年) 明治天皇への御上覧品として県が用意した物産品の目録です。品名・品種・出品者の住所氏名などが記されています。 当初予定していた県の出品数は約400点でしたが、全体的な陳列面積の減少によって出品数も減り、最終的に佐賀県の出品数は250点となりました。 | 御上覧品目録と出品者履歴書 (明治44年) 物産の出品にあたり、県は物産の解説を記載した目録と出品者の履歴書を提出させました。 その中には、有田焼や羊羹など、今でも名品といわれるものや、現在、県の伝統的地場産品として指定されているものもあります。 |
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記念品及記念印刷物 (明治44年) 来賓や演習参加者などに進呈された「佐賀縣勢要覧」や「佐賀縣寫眞帖」、絵葉書などの記念品の詳細が記載されています。 【絵葉書に押印された記念スタンプ】 | 功臣名士墳墓並名所旧跡調 (明治44年) 郡市役所から提出された功臣名士の履歴事蹟調査をもとに、功臣名士の墳墓24ヶ所、贈位・叙位者9名が奏上されました。 功臣名士の墳墓の一覧には、氏名・所在地の他に久留米大本営からの距離が記載されています。 また、名所旧跡、県内の主要な工場・事業地も調査され、同資料にまとめられています。 |
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