1 制度の概要
佐賀県では、県内の高度に熟練した技能者を「佐賀マイスター」に認定する制度を平成12年度に創設しています。
「佐賀マイスター」に認定することにより、熟練技能者に対する社会的評価を高めるとともに、学校や事業所等で技能の普及振興のための活動を行っていただくことで、技能が尊重される社会の実現と後継者の育成を図ることを目的としています。
団塊世代の大量退職や若年者のものづくり離れが叫ばれる中、優れた技能を有する貴重な技能の伝承者として、今後も、技能振興の啓発活動や伝承活動が期待されています。
(注) 「マイスター」とは、ドイツ語で「名人」、「巨匠」などの意味を表します。
2 認定基準
「佐賀マイスター」の認定基準についてご紹介します。
(注) 平成25年度に一部見直しを行いました。
《認定基準》
次の基準を満たす方を認定しています。
- 技能検定実施職種の場合は、原則として1級以上の所有者であること。
- その職種において15年以上の実務経験があること。
- 認定年度(認定年度の4月1日現在)に55歳以下であること。ただし、認定後、佐賀マイスターの活動が10年程度見込まれる場合はこの限りではない。
- 技能・技術の継承、後継者育成等に意欲を有し、継続して後継者の育成及び技能の普及振興に関する活動が見込めること。
- 勤務実績、日常行為等において他の技能者の模範となると認められる者であること。
- 佐賀県内に在住又は勤務する者であること。
(注) 技能検定が実施されない職種にあっては、技能検定1級と同等以上の能力を有すると認められる者としています。
3 佐賀マイスターのご紹介
佐賀マイスターは、制度創設から53職種で78名を認定しており、後記「4 活動状況」に記載する活動が可能なマイスターは27職種で34名です。
佐賀マイスターのご紹介は、下記リンクからご覧いただけます。
各年度認定者のご紹介は、下記リンクからご覧いただけます。
平成16年度認定者(10名) (PDF:269.5キロバイト)
平成25年度認定者(5名) (PDF:176.6キロバイト)
平成29年度認定者(1名) (PDF:22.5キロバイト)
平成30年度認定者(1名) (PDF:19.7キロバイト)
令和元年度認定者(1名) (PDF:20.4キロバイト)
4 活動状況
佐賀マイスターは、以下の活動を行っています。
- 小・中学校等を対象とした「ものづくりふれあい体験教室」などの体験教室や普及啓発
- 高等学校等を対象とした実技指導や講演
- 「さがものづくり技能フェスタ」など関係イベントでの実演、講演等による技能の啓発
- 関係職種の研修会、講演会等での講師
- その他、技能振興を図るための活動 等