ワーク・ライフ・バランス(WLB)の取組が広がっています
人手不足や業務繁忙など、さまざまな課題があるなか、優秀な人材を確保するためには、誰もが活躍できる環境づくりが重要です。
ワーク・ライフ・バランスを推進し、柔軟で多様な働き方を実現する佐賀県内企業の好事例集を作成しましたので、ご活用ください。
ワーク・ライフ・バランス(WLB)の取組が必要な背景
我が国は少子高齢化、人口減少、グローバル化を始めとする時代の大きな変化の中で、これまでの働き方のままでは、個人だけでなく、社会全体や個々の企業・組織は持続可能なものではなくなる恐れがあり、ワーク・ライフ・バランスの推進は、きわめて重要な課題となっています。
佐賀県は全国的に見て、労働者の労働時間が長いことが分かっており、労働者一人平均の年間総実労働時間(事業所規模5人以上)をみると、1,800時間(令和元年)と全国平均1,669時間を131時間上回っており、その要因の一つである「年次有給休暇の取得率」は48.6%(2018年)で、2025年までの政府目標である70%とは大きな剥離があります。
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けた取組は、人口減少時代において、企業の活力や競争力の源泉である有能な人材の確保・育成・定着の可能性を高めるものであり、人材確保が困難な企業において、その取り組みの利点は大きく、これを契機とした業務の見直し等により生産性向上につなげていくことができます。
佐賀県のワーク・ライフ・バランス(WLB)の取組
佐賀県では、労働時間短縮のための年次有給休暇の取得促進などの取組について、ワーク・ライフ・バランスアドバイザーを直接企業に派遣し、企業の経営層などへ直接的な働きかけを行い、取組の意義や意識改革の必要性や実践を促し、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)がとれる労働環境の実現を目指してきました。 あわせて、ワーク・ライフ・バランス推進!キャンペーンを実施することにより、事業所が具体的に労働環境の改善に取り組めるよう働きかけています。
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