玄海原子力発電所周辺地域住民の安全確保と環境保全のため、環境放射能調査を実施しています。
調査は空気中の放射線の測定と環境試料や大気浮遊じんに含まれる放射能(放射性物質の量)の測定に分けられます。
空気中の放射線量の測定(詳しくは、こちらのページへ)
モニタリングポストにおける測定
発電所周辺26か所、敷地内4か所に設置しているモニタリングポストにおいて空気中の放射線量(空間放射線量率)の連続測定及び常時監視を行っ
ています。
また、敷地内の放水口モニタにおいて連続測定している計数率についても常時監視を行っています。
モニタリングポスト(平尾局)
走行サーベイ
万が一の緊急時に備え、発電所周辺30km内の主要道路上で、可搬型の測定機器を搭載した走行サーベイ用自動車を使用して空気中の放射線量
(空間放射線量率)の測定を行っています。
走行サーベイ用自動車 可搬型の測定機器
環境試料中の放射能測定(詳しくは、こちらのページへ)
発電所周辺で採取した農畜産物や海産生物、土壌、水などの環境試料に含まれる放射性物質の量(濃度)を測定しています。
<測定試料>
農畜産物・植物(米、ばれいしょ、牛乳、松葉 など) 34試料
海産生物(たい、いか、さざえ、わかめ など) 19試料
陸水・海水 36試料
土壌・海底土 31試料
大気浮遊じん中の放射能の測定
発電所の周辺で空気中のちり(大気浮遊じん)を集め、含まれる放射性物質の量(濃度)を測定しています。
<測定試料>
大気浮遊じんの連続捕集・測定 2地点
大気中放射性ヨウ素の測定 18地点