森林教室を開催しました。
杵藤農林事務所林務課では、管内の小学5年生を対象に森林を守り育てていく大切さを学ぶ「森林教室」を開催しています。
令和3年度は、16校で501名を対象に開催しました。
森林教室は、1限目にプレゼンテーション資料を使い、
(1)データで見る日本(佐賀)の森林
(2)森林の役割
(3)林業の仕事と魅力
について説明を行い、続けて林業PRビデオを視聴してもらいました。
2限目は、木に触れよう!木を使おう!をテーマに、木工工作キットを使って生徒たちに万能台を作ってもらいました。
生徒たちは、初めて聞く話に真剣に耳を傾け、気になることを質問するなど興味津々でした。
生徒たちの感想を一部紹介します。
・森林の説明では、図や写真がいっぱいあってわかりやすかった。
・学校で習わないことがわかったのでよかった。
・少しだけど林業に興味をもった。
・森林から川ができていること、土砂災害は木が守っていること、林業機械が20,000千円以上もすることを知ってびっくりした。
・初めて椅子(万能台)を作って楽しかった。
・世界に一つだけの椅子(万能台)を作れて嬉しかった。
また、武内小学校(武雄市)では地元の林業研究グループ「武内町親林会」と武雄杵島森林組合(外部リンク)の協力のもと、校外学習として木を伐採して木材を搬出している「山の現場」を見学しました。
現場には、森川海人っプロジェクト(外部リンク)のキャプテン「森川海人くん」が来て、プロジェクトのPRと森林教室のお手伝いをしました。
武雄杵島森林組合の現場技能者の方から、仕事内容の説明のあと木の伐倒実演、高性能林業機械(外部リンク)(ハーベスタ・フォワーダ)の作業実演をしていただきました。
また、生徒たちは武内町親林会の方にのこぎりの使い方を教わった後、丸太切り競争を行いました。
生徒たちの感想を一部紹介します。
・実際の仕事場を見に行って、どんな仕事をしているのか、伐り方もケガをしない工夫がされているとわかりました。
・自分が知らないことや機械に乗ったりして、普段自分ができないことを教えてもらったので、とても勉強になりました。
・佐賀県で最近開発した生長が早い「サガンスギ」のことや、佐賀県のいろいろな木のことがわかりました。
このように、森林教室は生徒たちの心に深く印象に残り、森林・林業・環境保全への理解を深める大切なきっかけになっています。
なお、この「森林教室」は、令和4年度も管内の小学校や林業経営体と協力して開催します。